芸能・アイドル

ある歌手の死

世の中にはこんなにきれいな人もいるんだナ・・・俺はあの時そう思ったものだ。NHKでニュースが終わってからの確か7時過ぎの番組であった。当時、話題となったので、その番組に登場したのだと思う。

その方が昨日、亡くなったという。その人は「歌手・藤圭子」・・・。俺は昨日も草刈であったし、そして、テレビを全く見ないからそのことを知らなかった。遅くになってから、パソコンで知った。

004 番組でのアナウンサーの問いかけ「将来とも歌手でいかれますか?今の人気をどう思いますか?」・・・確かそんな質問であったと思う。

それに彼女は・・・「人気がこのまま続くとは思いません、しかし、歌はうまくなっているとは思います」そのように答えたのを俺は記憶している。

俺はそのとき、彼女はすごい歌手になるんではないかナ・・・そう思った。その思いを昨日のことを知ってふたたび思い出した。

彼女の過去は俺などには知る由もないが、新聞によればかなりの苦労をし、歌手になったと書いてある。三味線演歌師の両親に育てられ、流しをしているときに、某作曲家から見出されたという。

影を背負って歌うその姿がたまらなかった・・・今風ではないけれど、俺たちの時代はそんなことが、逆にモテたと思う。

暗い影が付きまとったり、少々ぐれっぽい容姿が俺たちの視線を集めた時代であった。いづれ、歌手・藤圭子は常に暗いものを漂わせていた。それが魅力でもあった。俺には彼女のレコードが1枚ある。「圭子の夢は夜ひらく/命預けます」である。

「圭子の・・・」は2番がいい。十五、十六、十七と私の人生暗かった 過去はどんなに暗くとも・・・

まさしく自分自身の過去を歌ったのだ。

俺は、デビューのころは知っているが、後は知らない。しかしながら、最近は団塊世代がリタイアし、昭和時代の歌が歌われだしているそうだから、きっとそのときには彼女も登場するだろうと思っていたのだが・・・残念である。

001 なぜ!彼女は自らに終止符を打ったのか。それは誰にも分からない。分からないものの、自ら絶ったのだから、それは重大なことを潜めてあったとしかいいようがない。

田んぼからの帰路、林の中を通ったら・・・胡桃の実が見えた。

それぞれの人生が、確実に実を結ぶとは限らない。しかし、花の咲かない植物もある。ならば実はならなくとも、満足であったという時間を生きたいものだ。

藤圭子さん・・・安らかにお眠りください。

     <合掌>

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ふたりの歌手

001はてない夢の旅」・・・これは昨晩NHKから放映された番組だ。

歌手  note松任谷由美

歌手というよりはアーティスト、彼女はデビューして40周年とか、昨夜はその40年を振り返って、彼女の創作の秘密を探るというもの。

最近の動向を俺は知らないものの、番組では壮大なライブステージや斬新なライブも紹介され、約1時間この番組に見とれた俺。

昨今、ほとんどtvを観ることもない俺だが・・・

昨日は懸案の水利組合の組合費の徴収関係の仕事を終えたこともあり、ほっとしたこともあった。そして、若いころ、惹かれた歌手・ユーミンでもあったから、一人缶ビールを呑みながらしばしを楽しんだup

俺の知ってる彼女は「荒井由美」・・・あの日に帰りたい、卒業写真・・・エトセトラをカセットテープで良く聞いた。同じころか、小椋佳に夢中になったのも・・・。その後、彼女は「松任谷」と姓が変わった・・・そして、彼女のステージは華やかに豪華なものに変わってゆく・・

夢を追う姿は美しい。それは、前向きというイメージがあるから、なお人を惹きつける。彼女は番組の終わりに「夢」は問われてこう答えた「夢を追い続けること」とheart02

夢追う歌手がいる一方で・・・crying

009

今朝は5時前に目が覚め、階下に・・・外はまだ真っ暗だ。でも、もう郵便受けには新聞が入っていた。

その新聞をおもむろに広げて・・・「あっ!!」

秋田県出身のテノール歌手・本田武久さんが亡くなったとある。41歳、彼は、教員後、東京芸大音楽学部声楽科に入学。

卒業後は音楽活動を開始・・・しかし、有効な治療法がないがんといわれる「胞巣状軟部肉腫」を発症・・・余命3年の告知を受けていたのだ

彼はその病と闘いながら歌手活動を展開・・・全国のがん患者や家族に手を差し伸べてきた。今年の5月には横浜市でステージにたち、それが最後のコンサートだったらしい。

俺は昨年12月23日、がん検診受診促進キャンペーンとして開かれた、「本田武久トーク&コンサート」で初めて彼の歌を聴いたが、たった1度にして最後の彼の歌になってしまった。

写真はそのチラシ・・・彼はあのステージでnotes冬景色などの唱歌、砂山・初恋など歌曲、最後にクリスマスソングを歌った・・・あの姿、あの澄んだ声が今でもこころに残っている。グリーンの背広すがたとともに。

彼は遠い所に旅だった。病魔と闘いながらも夢を追い続けた。その先は、遠い国でも追い続けていることだろう・・・・本田さんのご冥福を祈ります。

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