« 雪場の”盾”? | トップページ | 余寒の雨 »

”きんこ”のぶっつけ合い

「やっぱり故郷はイイナ~」、幼馴染のさこちゃんがそう言った。にかほに帰っていたのだ・・・だが、それは夢だった。明け方にうすらうすらしながら夢を見ていたようだった。目を覚まして・・・あれ?亡くなったんではなかった?何か夢が現実で、目を覚ましたのが夢だったような・・・おかしな朝になった・・・

居間に下りるとドスン・ドスン・・・やはりこれが現実なのだと目が覚めた。屋根から融け出した雪が落ちている音なのだ。きょうは時々日も差した。道路の雪は寄せられた雪の塊りが、芸術作品のように立っている。これが崩れるとまた路面に溜まる。そうならないうちに融けてくれると良いのだが・・・

Dscn5809

Dscn5807

Dscn5806

これが横手のように200cmもあったら、融け際が非常に危険なことになる。日が照って来ると、地温が高くなり融け出すのは地際からだ。そこから融けると当然に、積もっている雪のバランスが崩れて、路面に倒れてくることになる。俺の周辺のように10~20cmなら崩れても大きな事故にはならないだろうが・・・200cmもあったら・・・大変だ。

Dscn5805-2

さて・・・立春が過ぎたので、寒さも今後は”余寒”となる。ただ、余寒とは言いながらも、実は気温が一番低くなったりするのが余寒だ・・・この寒さで思いだすことがある。まだテレビが家庭に入っていなかった頃の事。子どもの遊びと言えば、竹スキーに橇に”きんこ”うちがあった。竹スキーは、河原竹を二つに折ってそれに足を載せたもの、その後、板になったが小学校低学年の頃はそれだった。

”きんこ”って確か言ってあったのだが、秋田の子どもの冬の遊びに載ってていなかった。図書館に行って調べたのだが、載ってはいなかった。その”きんこ”であるが、一言で言えば雪玉のことだ。初めはピンポン玉位に雪を固める。板に押し付けたり、また靴でころころ転がしたり、こうして徐々に固くしながら大きくする。たまには土を付けたりして固くしていく。夜には外の寒気にあてたりし、野球のボールほどにするのだ。

こうして固くなった”きんこ”を路面に置いたり、または雪の上に置いてぶっつけ合うのだ。相手のきんこを路上に置いて、勢いよくそれを目指してぶっつける。それを互いにやりあって、壊れた方が負けになる。その為に予備のきんこも作ったりして、大事にしたものだ。今になればそれも懐かしい。要するに雪玉のめんこ打ちのようなものだ。

Dscn5802

この年齢になると、そんな他愛無く遊んだことが思いだされる。勿論、これは男の子の遊びであったのだが・・・面白い遊びであったっけ!

Dscn5810

Dscn5801

夜は「ダマコ鍋」だ。「きりたんぽ」のようなものだ。きりたんぽの代わりに焼きおにぎりの小さなものを、鶏肉を入れて食べる鍋だ。あぶらげにセリやネギ、糸コンニャク等々・・・寒い夜にはたまんない味だ。ああ・・・明け方に出て来たさこちゃん、故郷はいいな~ってこのなべを食べたかったのかも知れないな。東京ではこのようなもの、食べる事もなかったかも知れないからナ~

東京等では、すっかり春めいているようだ。色んな方のブログを拝見すると、梅が咲いたとか、蠟梅が咲いたとか、河津桜が咲いたとか・・・花・花・花のオンパレードだ。雪に埋もれているのは田舎だけか。日本の裏だもんな、生産性の低い地方だもんな、もう開き直るしかないナ~( ´艸`)あと二十日、3週間で秋田も春になるだろう・・・なってほしいものである。

 

| |

« 雪場の”盾”? | トップページ | 余寒の雨 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

雪国ならではの面白い遊びですね。ぶつけられても壊れない硬いものを作る工夫をしながら成長するのでしょうね。

冬はやはり鍋が美味しいですよね。鍋も郷土色満載ですね。

じじの所では梅がいい香りを放っています。

投稿: 京じじ | 2021年2月 7日 (日) 09時04分

 「きんこ」って金庫かと思ったら、こっちでは「きんかん」って言っていたものですね。私の子どもの頃もよくやりましたよ。1月2月のよく冷えて寒いときに夜凍らせて作ると強くて丈夫なぶつけ合っても負けない玉になります。どろだらけの雪のところを足で転がして強い玉にしたりしましね。大事に縁の下なんかに隠しておいてね。懐かしいなあ。女の子もしましたよ。今は温暖化でこちらではそんな寒さや雪はありません。子どもも孫もこの遊びをやったことがないですね。こっちも昔はもっともっと寒くって凍りついていたんですね。

投稿: はるか | 2021年2月 7日 (日) 12時27分

こんにちは。
雪合戦とは少し違いますかしら?

寒い時期はお鍋が美味しいですね。

奥様、お雛様、飾られて素敵です!
私も今年は出しましょう。

投稿: マコママ | 2021年2月 7日 (日) 12時37分

でんでん大将さん
だまこなべ懐かしい。
実はプロ野球落合博氏の奥さんの十八番。
ご飯を塩水を手に付けで丸めて、
グリルで焼くんですよね。
きりたんぽの代わり。
最近作ってなかった。
1人鍋作りましょう。


投稿: ちかよ | 2021年2月 7日 (日) 13時29分

京じじ 様

コメントを有難うございます。
梅がもう・・・良いですね、もう早春なんでしょう。
子どもの頃の思い出でした。”きんこ”宝物のように大事にしてた記憶が未だに残っています。相手から割られると悔しかったですね・・・

投稿: でんでん大将 | 2021年2月 7日 (日) 17時24分

はるか 様

コメントを有難うございます。
なるほどそちらでも・・・ただ、こちらでは男の子の遊びでした。作っては宝物のように大事に隠していました。呼び名は違ってるようですが、同じ作り方、遊び方なんですね・・・なんで”きんこ”だったのかは分かりませんが。

投稿: でんでん大将 | 2021年2月 7日 (日) 17時28分

マコママ 様

コメントを有難うございます。
”きんこ”は自分のもの、雪玉を固くして作り、相手の”きんこ”にぶっつけて壊し合うのです。この作り方に個性がありました。自分の”きんこ”が壊されると悔しかったです。

投稿: でんでん大将 | 2021年2月 7日 (日) 17時31分

ちかよ 様

コメントを有難うございます。
そうだったのでしたか、落合さんの奥さんの十八番でしたか。ちなみに落合さんは秋田県の出身でした。
ほぼきりたんぽと同じような、鍋物ですね。

投稿: でんでん大将 | 2021年2月 7日 (日) 17時34分

こんばんわ!
私の所は東京と言っても端ですので
東京で雪が降りそうな予報が出ると中継車が駅前に来ます。
そんなですから少し寒い?ので
今、梅が4部咲きくらいでしょうか。
大将の所はやはりこちらからすれば間違いなく春は遅いとは思いますが
その分一気に来るんじゃないでしょうか?
春を待つ気持ちもこちらとは比べものにならないでしょうから
喜びも比べものにならないくらい大きいのでは?
・・・と勝手に思っておりますがどうでしょうか?

投稿: okanyo | 2021年2月 7日 (日) 22時43分

okanyo 様

コメントを有難うございます。そして、お久しぶりでした・・・なかなかご多忙のようで、そんな中のコメントを嬉しく思います。
秋田ではまだまだ冬の最中であり、花の季節には程遠いです。おっしゃる様に、冬が長い分、春は一気に来るんですね。それが良いとも言えるのでしょうが、もう三ヶ月、太陽の見える日々が数日でしたので、恋しい太陽です。

投稿: でんでん大将 | 2021年2月 7日 (日) 23時03分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 雪場の”盾”? | トップページ | 余寒の雨 »