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”モノクロ”の力

今日もまた・・・小春日和。穏やかな1日になった。俺は、昨日・今日とふたつの「モノクロ展」を鑑賞した。

昨日は打矢さんの墨絵。チラシのタイトルは「白と黒による立体的な風景表現の世界」だ。

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打矢画伯は昭和18年、由利本荘市生まれ。昭和53年より水墨画創作を始め、秋田県内はもとより都内での個展、果ては海外にまで出品されその評価は高い。

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今回は久しぶりに地元での開催になった。打矢画伯の奥さんは短歌をやられていて、一緒に俺も勉強したこともあり、画伯とも知己を頂いた。その縁で”鳥海山の四季”を描いて頂いた。

画紙の白を活かしたり、墨の濃淡だけでこれほど奥行きの深い絵には魅了される。上写真はチラシをアップさせて頂いたものだが、水墨画=古民家という常識を超えて、打矢画伯は世界の山を描いている。実際にそこに出掛けての絵ゆえに、圧倒的な迫力だ。加えて白と黒による独特な迫力を感じる。

 

きょう出掛けたのは横手市にある”県立美術館”だ。ここでは「大野源二郎写真展」が開催されている。この展示は2期に分けて開催されるもので、前期は12月2日だ。よってあと幾日もないし、このあと天気予報では⛄の日もあるようだ。だったらきょうしかないな、思い切って出掛けたのだ。

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大野氏はアマチュアカメラマンだ。1924年に大仙市に生まれ、高校教師であった。学校で教鞭をとる傍ら、ふるさと秋田の農村風景を撮って来られた。館内に入ると、当時の農作業が活き活きと写っている。チラシにあるように、農婦が農道に座って子どもの乳房を吸わせているなど、どれもこれも笑顔がいっぱいだ。苦しいはずの手作業も、写真には笑顔があふれていた・・・

だが、それゆえに俺の目は潤んだ。今の時代はほとんど機械に乗っての作業、それでもきつい等と嘆いているのに、当時の農民は活き活きしてて、逆に哀しみが走った・・・写真はすべてがモノクロ。ここでもそれが妙に迫力があるのだ。

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ほかにも農村の行事、結婚式や葬儀も写されていて、もの悲しかった・・・

今は遺影さえもカラー写真だ。それがこうして白黒の絵画や写真を拝見すると、逆に新鮮に見えても来るし、むしろ迫力を感じるのはなぜだろう・・・

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

カラーにモノクロ、全てのものにそれが持つ良さがあるのでしょうね。
風景を表現するにはカラーが魅力を発揮するでしょうが、人物等はモノクロの方が迫力がありそうな感じがします。
いい1日を過ごされたようで良かったですね。

投稿: 京じじ | 2020年11月28日 (土) 11時19分

こんばんは。
モノクロの世界は不思議とそのモノが持つ色も想像してしまいそうですね!
以前、片岡鶴太郎さんの個展を拝見して想像した覚えがあります。写真は今は普通にカラーですが、私の子供の頃の写真は勿論、モノクロです!

投稿: マコママ | 2020年11月28日 (土) 17時12分

京じじ 様

コメントを有難うございます。
久しぶりにモノクロ写真をみたことが、逆に新鮮味がありましたし、古い時代の場面はむしろモノクロに力がありましたね・・・

投稿: でんでん大将 | 2020年11月28日 (土) 20時24分

マコママ 様

コメントを有難うございます。
今では新聞の写真もほとんどがカラー、それもいいのですが、このようなモノクロに時代の力があったなと思いました。

投稿: でんでん大将 | 2020年11月28日 (土) 20時26分

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