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秋田の食「笹巻き」

先日の事。妻が軽トラを貸してと言う。何でというと「山に笹を取りに行く」とか。俺はあちこちでクマの出没続いているからやめた方がいいと注意したが、すぐ近くの山だからと出掛けて行った。そして、1時間ほどで無事に帰って来た。県内ではクマに襲われたり、車とクマの衝突があったり、いつだったか新幹線”こまち”との接触もあった・・・

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妻が笹取りに出掛けたのは「笹巻き」を作りたかったからだ。秋田県ではこの時季、多くの家庭で「笹巻き」を作る。但し、若い人はほとんど作る人、作れる人がいないようだから、この先は消えてゆく郷土の食になるのだろう・・・が。

先日、秋田魁新報にはこの笹巻きの記事が載った。作り方まで紹介されていたのでアップした。

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この作り方には、同じ県内とは言え多少の違いはあるようだ。それは笹の「巻き方」や「形」の違いであり、記事の中ではどうやら地域にあって笹の葉の大きさにかかわっているのではないかと記されていた。その違いもアップされていた。

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記事によれば、北秋田方面では”三角すい”、仙北地方では”ぺたんこの三角おにぎり形”、横手湯沢地方では”やや立体的な三角形”、そしてわが地域では”細長い三角形”だという。これには個人的に差はあるようだが、いずれも笹巻きの先がとがっているのは「鬼の角を食べる」ことで、厄払い魔除けの意味があるようだと加えられていた。

・・・という事で、我が家は笹の葉を2枚使ってらせん状に巻いて、細長い三角形の笹巻きだ。

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俺はさほど好きではないものの、これを待っている人もいる。娘が大好きで、娘の義父も好きだと言うので妻は茨城に送る。息子の義母も好きらしく息子に持って行ってもらったようだ。俺の子どもの頃の遠足のリュックサックには、母の手作りの笹巻きが入っていたっけ。

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笹の葉には抗菌性があると聞く。だから、梅雨時でも常温で数日間は持つ。考えれば素晴らしい秋田の食であり、郷土の味なのだ。

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この笹巻きは、黒砂糖をまぶした黄な粉を付けて食べる。昨今は白砂糖を混ぜて食べるが、実は手につくのが俺が苦手なのだ。だから箸で食べたりすると笑われる。それでついつい手を伸ばせないでもいる?

いずれ故郷を離れている人にとっては懐かしい味のようだ。この笹巻きは、笹の葉が新しいうちでないとだめらしいから、今の時季だけの味なのである。

 

 

 

 

 

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旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

お早う御座います。
笹巻き食べたいですね。
素朴で懐かしい味が魅力と思います。
細長い三角形の笹巻きは初めて見ます。
美味しいのでしょうね。

投稿: チビクロサンボ | 2020年6月25日 (木) 05時43分

じじの所で言う「ちまき」のようなものでしょうかね。
昔は祇園祭の鉾の上からまいたものですよ。ですから、謂れは同じようなものでしょうね。

投稿: 京じじ | 2020年6月25日 (木) 08時10分

こんにちは。
手作りの笹巻き、美味しそうですね?
ちまきと同じようなものでしょうね!

私の両親は鹿児島出身なので、灰汁巻きと言うのを端午の節句に頂きますが、独特のお味です!

投稿: マコママ | 2020年6月25日 (木) 12時56分

うわぁ~!! なつかしい!!
米沢の山村で、おばぁちゃんと一緒に、竹で編んだ篭を持って、
裏山に笹の葉とイグサを取りに行ったのを覚えています。
2枚の笹の葉にもち米を詰めた、正三角形の笹巻きでした。
黒砂糖と、だだちゃ豆の黄な粉をつけて食べました。
宅急便が出来ると、この時期になると毎年送ってくれましたが、
おばぁちゃんが亡くなってからは、作る人が居なくなったようです。
両隣りのお年寄りご夫婦にお裾分けし、「おいしいね」って
喜んでもらえました。懐かしい味です。

投稿: hana | 2020年6月25日 (木) 19時44分

チビクロサンポ 様

コメントを有難うございます。
正しく田舎の味です、この巻き方を芸術品の
ようだと称賛して下さった方がおりました。

投稿: でんでん大将 | 2020年6月25日 (木) 23時06分

京じじ 様

コメントを有難うございます。
今頃になれば、例年アップしている記事です。
故郷の味です、素朴でシンプルな味ですね・・・
でも、先人たちはよくぞ考え出したものです。
それを思います。

投稿: でんでん大将 | 2020年6月25日 (木) 23時08分

マコママ 様

コメントを有難うございます。
全国各地には、こうした地方ならではの味が残っているのでしょう。でも、若い年代ではこうしたものを作る人が少なくなりました。これもまた消えゆく味になりそうです。

投稿: でんでん大将 | 2020年6月25日 (木) 23時10分

hana 様

コメントを有難うございます。
山形県でも、このような味があったのですね・・・隣り同士の県ゆえ、似たものがあっても不思議ではありませんね。なるほど形はやはり地域ならではの事ですね。わが地域は細長三角です・・・
これを作る人も少なりました。もうそろそろ消えかけの味になっています、当地でも・・・。

投稿: でんでん大将 | 2020年6月25日 (木) 23時15分

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