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3・11 あの日から。

東日本大震災の3月11日・・・あの日から9年・・・

追悼の催しが各地できょう行われた。コロナウイルスの関係から、残念ながら大きな規模の式典等は中止や自粛されたのだが、それでもニュース等を見ると各地で行われ、黙祷をする市民の姿も映し出されていた。朝日を帯びた一本松、追悼の最中に出現した名取市の大きな虹・・・この震災ではあまりにも大きな被害を被ったのだが、それから立ち上がった人の言葉など聞くと、込み上げてくるものがあった・・・

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復興に向けては様々に施策が打ち出され、それなりに進んでいるように映るものの、元の姿に戻るにはこの先まだまだ多くの時間が要するだろう。でも・・・家族を失った被災者にとって、こころの復興などはないのかも知れない。時間は記憶を遠ざけてはくれるものの、逆に哀しみが深まることもあるのだろうと思う。

約2万5千人ほどの人いのちが消えてしまった。まだ不明者も多い。改めて、亡くなられた方々の冥福を祈るとともに、不明者の救出が早期に行われることを祈るのみである。

震災後、俺は石巻市に行った。大きな被災を免れた食堂に入ったら、「ここまで津波による浸水があったよ」という。テーブルの高さよりも高い内壁にその痕跡があった。東松島市では復旧現場を覗かせて頂いた。若い時分に研修させて頂いた名取市でも、被災した建物がまだまだ並んでいて、大きなお寺の屋根も傾いたままだった・・・その名取市ではきょう虹が出現したとの報道もあった(写真はネットより頂きました)

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名取市は花卉栽培の研修を受けた場所だった。大きく被災した港町の閖上には、当時、何度か花売りに出掛けたことがあった。あの人の往来が豊かで活気のあった町。そこがまるで巨人から掃かれたような状況だったことが今でも瞼に残っている。あの状況から、どこまで復興が進んでいるのか・・・時間を見てまた確認したいものだ。

我が家の庭には、一歩一歩春が春が立っている。花もそれぞれに咲き出したり、蕾を大きく膨らましている。花木だと梅と共に、椿が咲き出している。

満開のヤブツバキ・・・

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侘助も咲き始めた・・・

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こんなツバキも咲いている・・・

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これらのツバキは、この9年をどう見て来ただろう・・・

俺はあの日のあの時間、案内を受けた市内の中学校の卒業式だった。式典はお祝いの言葉や挨拶、卒業証書の授与が予定通りに進んで・・・在校生の送辞になった。2年生の代表が読み始めて間もなくだった。会場の体育館がきしきしと音をたて揺れた。一瞬、会場内がどよめき、送辞が中断した。先生からの指示を受け、ステージ上から退席した。

そして、揺れが収まってふたたびステージにあがり、また読み始めた。そうしたらふたたび揺れた。彼はそれでも止めなかった。会場から止めろとの声があって、彼はまたステージから下りた。揺れが収まり、読み終わった。その時には誰からともなく拍手が起こった。このような式典で拍手など聞いたことがないが、それほど堂々とした送辞であったのだ・・・

あれから9年・・・彼も大人になったはずだ。どんな青年になっているか、きっとあの日の拍手に応えるような生き方をしているに違いない。

あの日を生きた人は、多かれ少なかれ生き方が変わったのではと思う。震災など経験のない方が良いに越したことはないものの、亡くなられた方を追悼するとともに、この経験を後世に生かすことを繋げなければならない。それが亡くなられた方々の最高の供養になるのだと信じて。

 

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

3.11の震災は今、画像を見ても自然の力に為す術もなく、人間が今まで構築したものを根こそぎ奪い去る恐ろしさを見せつけられました。
災害は繰り返し起こります。この教訓から、身を守るための行動を、後世の人に継承して行かなければと思います。
復興は少しづつ進んでいますが、こころの復興は未だ遅遅と進んでいないと言う、言葉が耳に残ります。

投稿: 京じじ | 2020年3月12日 (木) 08時36分

今日、地震の起きた時刻に、市の防災センターからの
緊急放送が、町中に響き渡りました。
在宅の人も、外を歩行中の人も、買い物途中の人も、
皆一斉に黙祷を捧げました。
一部の地域を除いて、避難指示解除がされたという事ですが、
実際にこの地に戻る人は、極僅かだそうです。
長い避難生活で、夫々の地に慣れ、子供の学校の事もあり、
簡単には戻れないと言う。
戻って来た人は、もはや元の街ではないと寂しそうでした。
東京直下型地震も、いつ起きてもおかしくない状況だと
言われています。

投稿: hana | 2020年3月12日 (木) 21時44分

京じじ 様

コメントを有難うございます。
あの震災ほど、人間の無力さを感じたことありません
でした、それに自然の恐ろしさということも同時に
知りましたね・・
先日、震災に遭遇された方々の短歌を読ませて
頂きました、涙しながら・・・ウイルスもそうですが
災害もなくなってほしいですね。

投稿: でんでん大将 | 2020年3月13日 (金) 23時35分

hana 様

コメントを有難うございます。
あの震災も、また今のコロナウイルスも、何かしら
大きな世界が人間に仕掛けているような気になりました。
ひとつの風評で物がなくなったり、つい人間の
本性が出ましたから、もっと冷静に判断し行動
しなければならないでしょうね・・・

投稿: でんでん大将 | 2020年3月13日 (金) 23時40分

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