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春は近いが・・・

一転して冬が来たような秋田。きょうからは県の内陸部で、色んな冬の伝統行事が始まった。大館市の「飴っこ市」、湯沢市の「犬っこ祭り」、11日には大仙市の「川を渡る梵天」、週末に横手市の「かまくら」等々だ。暖冬少雪から、中止や規模縮小もあったもののここ2~3日の雪は”助け雪”になって、予定通りに行われるものが多いようだ。

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俺はきょうの予定もないことから、”犬っこ祭り”に出掛けてみようかと思ったのだが、時折雪もあることから止めた。行かなかったのは、他の理由も実はあった。ビデオをすれば行けないこともなかったが、一歩を踏み出せなかった。自分でもなんだか引き籠りが始まったのかナ~なんて思ったりして・・・

友人にちょっとした用件で伺ったら、奥さんがおられて「動物園に行ったよ・・・」と。夜に電話をもらったら、ライオンに子が生まれて現在見られると言うので、その写真撮影に行ってきたとか。また、昨日は男鹿市でなまはげに関する催し物があって出掛けたとか。彼はアマチャーのカメラマンなのだ・・・

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俺は午後3時、テレビをONにした。きょうは1月25日に、東京NHK会館で行われた「全国短歌大会」が放映されるのだ。俺は先に送られて来た作品集を見ながら、テレビの前に座った。そんな俺に妻は、小正月の餅を揚げた揚げ餅と☕をくれた・・・俺は珍しく約1時間のテレビに見入った・・・

短歌を趣味にする人間にとって、この大会は憧れの大会である。俺は昨年は入賞はしなかったものの、この大会の末席に座ってこの雰囲気を味わった。今年は入選もなく、また色んなことがあって、1月の上京はままならず出席出来なかった。従って、きょうのテレビ視聴なのだ・・・

今回の兼題は「大」だ。この兼題で秋田県の田口順子さんが、佐伯裕子先生の特選に選ばれた。

   ☆ 大学の七万余冊の図書の段(きだ)仰ぎつつゆく知のアルプスを

俺はこの田口さんと言う名前は聞いたことない、ひとりでコツコツと勉強されておいでなんだろうか。それにしてもうまい!この図書館をテレビでは紹介していたけれど、俺も一度入ったことがある。木造でそれは見事な図書館なのだ。

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今回から総合司会は阿部渉アナウンサーだった。彼は秋田に駐在したこともあったから、身近なアナウンサーだ。番組のなかでは、選者の皆さんから、”私の一首・・歌人としての出発点”もあった。

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なるほどさすがの歌人の方々だ。俺などまったく気づかないところを掘り下げて詠っている。何ともユニークな選者は斉藤斎藤先生だ。号もふるっているが、歌評もまた個性があった。秋田大会で彼の講演を聞いた時もそう思ったのだった。他に穂村、佐伯、小島等々の先生とはあの明治神宮で話をさせていただいたこともある。

永田先生とは隣りのまちにおいでになったときに、やはり会話をさせて頂いた。

今年の大賞に選ばれたのは、新潟県の滝沢さん、他2首であった・・・

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どの短歌も俺にとっては新鮮な響きであった。来年の兼題は「生」だ。テレビを観終わってから、「よ~し来年は頑張るぞ!」そう言うと、妻は「その時はわたしもいくからネ」・・・なんて会話したけれど、あの舞台に上がることは容易でないことは承知している。だが、短歌ってある日ぽちっと生まれてくる言葉があったりする。

俵万智さん登場以来、短歌は文語調から口語調に変化している。普通の言葉を駆使しながらも、如何に深く詠めるかそれがカギになっている。今回、斉藤先生が特選にとられた一首にこのような歌があった。「もう何も出来なくなったと言ふ母を二度笑はせてわたしも笑ふ」、三重県の加藤さんの歌だ。微笑ましいなと思いながらも、読むと涙が滲んで来た・・・

ふと先月末に施設に入った義母を思い浮かべた。朝になったら死んでいた、そうありたいと妻に言ったと言う。頭がしっかりしている故、義母を哀れに思う。せめて加藤さんの歌のような関係が出来ればと思うが、今の時期は面接も禁止されている。3日前に施設を尋ねて母の様子を聞きに行った妻。車いすながらも皆と一緒に食事をしているし、寝たままでの入浴に気持ちいいと言っていたことを聞いてきたようだ。

日中、時折小雪がちらついたものの、夜、そっとカーテンの隙間から空を見上げると月が見えた。ここ数日、冬の天気になっているものの、来週になれば☀のマークがふたたび並んでいる。春はほんの近くにいるのだけれど、NHKのステージははるかに遠い。辿ることなく終わるかも知れない。否、その可能性が大きいのだ。だが、それでもめげずにチャレンジだ。俺の名刺には”生涯チャレンジ”と刷っているんだから( ´艸`)

      <写真はNHKEテレより>

      険しくも歩を止めたれば近づけぬ空に目線を定め踏み出せ

 

 

 

 

 

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。
 来年こそ晴れの舞台に上がられ、奥様ご同伴のお姿をテレビを拝見できるのを楽しみにお待ちしておりますよ。
大将さま、きっと実現できると信じて…!

投稿: マコママ | 2020年2月 9日 (日) 08時00分

やっとの雪で色々な伝統行事が開催され一段落でしょうね。

奥の深い短歌はじじにはよくわかりませんが、僅か31文字の中で物語が完結する、何とも味わい深いものがありますね。
短歌を詠む人にとっては憧れの大会なのでしょうか。でも、大将、チャレンジ精神で憧れでない大会にしてください。
じじには古語調の短歌が耳に心地いいですね。

投稿: 京じじ | 2020年2月 9日 (日) 08時54分

マコママ 様

有難うございます。
自分の実力は分かっていますので、いつかはいつの日にはと希望だけは抱いて生きたいと思っています。

投稿: でんでん大将 | 2020年2月 9日 (日) 22時38分

京じじ 様

コメントを有難うございます。
何年生きられるのか分かりませんが、長くはないと思っています。それまでに、いつかはとの思いを胸に精進したいと思っています。

投稿: でんでん大将 | 2020年2月 9日 (日) 22時40分

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