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「風の電話」

充電期間と自らに言い訳しながら・・・昨夜はいっぱい、そしてきょうは今年初めて映画を観に行った・・・近くに映画館はないので、車で片道約1時間15分、秋田市まで出掛けた・・・映画は以前から気になっていた「風の電話」である☎

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実際には配線のされていない電話、その電話BOXに入って亡き人に話をする。言わば”こころの電話”ということになるのだろう、実際にこのBOXは大槌町にある。ガーデンデザイナーの佐々木さんという人が自宅の庭に設置しているものだ。ここを訪れる人はこれまで3万人を超えたと言う。それだけこころに傷を負っている方が多いと言うことになるんだろう・・・

ご存知の方も多いだろうこの「風の電話」、俺は以前絵本でも観たし、またテレビなどでも紹介された。3・11・・未曾有の大震災。たくさんの人々の命を奪い、大きな津波がまちを襲い、原発で避難を余儀なくされたあの東日本大震災、まだまだ自宅に帰れない方も多いと聞く。俺もそののち東松島町や名取市の閖上で被災現場を見たのだが、何といえば良いのか、言葉がみつからなかった・・・

映画では、その震災でこころに大きく傷ついた少女・ハルが亡き家族を求めるこころの旅でもあった。

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高校生のハルは大震災で家族も家も失いひとり残された。そこで広島県に住む叔母に引き取られていた。ところがその叔母が突然に倒れる。ハルはいたたまれず、病院に入っている叔母に別れを告げて岩手県に帰ろうとする。その先々で色んな人と遭遇し、助けられる・・・

台風の被災地で倒れるハルを救ってくれる公平、またヒッチハイクでは優しい姉弟に厚遇される。だが、時に不良に絡まれたりもするが、森尾に助けられる。森尾も実は震災で家族を亡くしていた。森尾は原発の関連の社員であった・・・

このようにしながらも少しづつこころに再生を取り戻していくのだが・・大槌である少年と出会う。そして「風の電話」を知ることになる。

かつての家のあったところに立ち寄る。基礎だけが残っていて、雑草も茂っている。そこで・・・ハルの思いが爆発する。何度もなんども「ただいま」と言っても迎えてくれる家族がいないし、言葉が返ってこないのだ・・・みんなどこにいるの?私だよ・・・叫んでも叫んでも・・・

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ハルのあの声が俺の耳から離れない・・・

帰りに文庫本買って来た。明日はそれを読んでみようと思う。

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尚、この映画「風の電話」はベルリン映画祭で上映されるようである・・・

   <写真は映画のパンフレットからのもの>

 

 

 

 

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コメント

じじは映画を観ていませんが、大将のブログを読んでいるだけで涙が出ます。災害は時には全てのものを容赦なく奪い去りますね。悲し過ぎます。

投稿: 京じじ | 2020年1月31日 (金) 08時29分

京じじ 様

コメントを有難うございます。
今年初めての映画でした・・・映画を観ながら
改めて思ったのは家族いう事、その絆という重さ
でした。
それにしても心の叫びを伝える電話の設置、よくぞ
考えたものだと、設置者に凄いものを感じました。

投稿: でんでん大将 | 2020年1月31日 (金) 20時37分

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