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雪は悲しみの色

降った雪がどんどん解ける。道路はほぼカラッカラに乾いている。昨日の雪は、湿りっ気の多い、まるで水をいっぱい含んだような雪だった。このような雪は春になると降るのだが?気温が高いから農道であってもどんどん解ける。天気予報を見れば来週の秋田県は、お日様マークが連日に並んでいる・・・おかしなおかしな今年の冬!

どうみても異常な冬だ・・・

ニュース等をみると、関東地方の野菜農家が悲鳴を上げていた。そこは大根の特産地だったようだが、連日の暖かさでどんどん成長し、規格外になっているとか、更には供給多く値段が下落しているのだとか・・・供給が少ないのも困るだろうが、過剰になればなったで困るのである。農業はなかなか計算機のようにはいかない。

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我が家の朝の畑・・・2階からシャッタを切った✨夜中に野生動物が歩いたか?いやいや黒く写っている穴は大根を抜いたあとなのだ。雪が降ったらその大根のあとの穴、くきやかにその姿が見えた、その畝の隣りには菊が未だに咲いている。

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朝食後、俺は礼服(喪服)に着替えた・・・きょうはシゲヒロさんの葬儀なのだ。もうかれこれ20年は会っていないシゲヒロさんだ。シゲホロさんの家に着いたら10時25分・・・受付を済ませてから、座敷に組んでいた祭壇の前に進んだ。祭壇の一番上には、遺骨の入った箱が銀色の布に包まれ飾られていた。そして、その下には遺影が・・・それを見て、これまで会わなかった歳月の長さを知った。

遺影に確かに高校の時の面影はあった。だが、俺の記憶にあったシゲヒロさんとはかけ離れていたのだ。それは当然なのだが、あの頃のシゲヒロさんには優しい面立ちがあった・・・でもあれから〇〇年だ。彼にも子がいて孫もいるのだから、俺の抱いていた記憶とは相当の開きがあってもおかしくないのだ。

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俺だって彼に劣らず老化現象著しい。

父の言いなりに入った農業高校、そして農業クラブの会長・・・でも、今になって思うのはここで体験したことが、俺の人生を大きく変えたことになる。おっとりしたあんちゃだった俺が、人の前で話をすること、挨拶をすること、意見を述べること・・・皆々、考えてみれば農業クラブで培われたようなものだ。

シゲヒロさんにも助けられた。放課後にはいつも部室に集まって、ああだこうだとも言い合った。その言い合いから、県大会に進み、全国大会まで出ることになった。全国大会は琵琶湖のほとりで行われた。あのころの写真を見るとただただ懐かしい・・・

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雪を被っていたビオラ・・・でも、きょうはその雪もない。気温もさることながら、自らの命でも解かしているようなもの。きっとそうだ、生きるとはねつがあるということなのだ。

だが・・・雪が降ると思いだすのが宮沢賢治の詩。妹と別れた「永訣の朝」・・・死を間際にして”雪を食べたい”という妹。賢治は一口二口と妹の口に運んでやる・・・何という悲しくもあり愛(かな)しい詩であるだろうか・・・

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白い雪に枯れたアジサイが影を落としている・・・

 

 

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

テレビで農家の人が豊作貧乏だとコメントされていましたが、自然の営みは酷なものですね。

思い出は時間を止めるのですよね。でも、時間は容赦なく刻んで行きます。
大将の今の基礎を一緒に育んだ同志だったのでしょうね。

投稿: 京じじ | 2020年1月23日 (木) 08時50分

こんにちは。
当地は冷たい雨☔で真冬の寒さです。

ご友人とのお別れはさぞお辛かった事でしょう。
ご冥福をお祈り申し上げます。

誰しも永遠の別れほど悲しいものはございませんね?
身をもって感じている一人として。。。

投稿: マコママ | 2020年1月23日 (木) 15時29分

京じじ 様

コメントを有難うございます。
なかなか人が望むようにはならない天気です。しかし昨今は極端な変化だと思います。これもまた考えれば人間が起こしていることが起因しているのかも知れませんね・・・
シゲヒロ・・・良い奴でした(合掌)

投稿: でんでん大将 | 2020年1月23日 (木) 23時05分

マコママ 様

コメントを有難うございます。
友人との別れも辛いものです、同年であり、かつての同志でしたから猶更です・・・

投稿: でんでん大将 | 2020年1月23日 (木) 23時07分

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