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「・・・良寛様の弟子になろうか」

朝になっても薄暗い。なかなか夜が明けないような朝?居間に下りたもののカーテンは引かない。照明をつけると家の中が丸見えになるからだ。俺は照明をつけながら新聞に目を通す。朝食の準備の妻は、いつもの朝のラジオ体操だ。

新聞を開くと先日の「小出秋祭り」の記事が掲載され、同時に”思い出の教室”も写真入りでアップされている。

7時・・・朝食だ。もうカーテンを引いた。空が暗い、朝なのか夕方なのかと思うほどに薄暗い・・・

やがて、小雨になり風も出て来た。その中を今月の短歌会の詠草を仲間に配った。街部に入ると風がさらに強い。27mの最高風速とのこと、もう台風並みの強さだ・・・

昼食を摂っていると玄関の郵便受けがかたっとなった。出て行くと”喪中の挨拶状””JAからの通知”さらには少し分厚い封筒が届いている。表には差出先がのっていて、「第34回国民文化祭・にいがた2019」とある。すぐに開封すると、入選作品集が入っていた。しかし、それと開催当日の資料、さらには来年の案内があった・・・

作品集を開くとあった!確かに俺の短歌が特選とあった。歌人である藤原龍一郎氏の特選3首のなかのひとつに入っていた。

   ☆吊革の揺れに任せて生きて来し良寛様の弟子になろうか

失礼ながら、俺はこの先生を存じ上げてはいなかった。改めて調べてみると、1952年生まれで福岡県出身の歌人であり俳人でもある、歌誌「短歌人」の編集人のようだ。歌集には「楽園」があるとのこと。今度、機会があったら読ませて頂こうと思っている。

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今回の俺の短歌。少し軽く詠んでみたものだ。テーマが良寛だったから、あの晩年の風貌を浮かべながら詠んでみたものだった。それが講師・藤原氏の特選に入るとはまったく予想も出来なかった。何十年と短歌をやっていれば、例え自分の短歌だって「これは良くできた」とか、気持ちに「すとんと入るもの」もある。今回は、そのどれでもなかった。だから、特選などとは・・・

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割と俺は固い詠みかたをしているらしい。自分ではそうは思っていないのだが、人様からはそう言われる。つまりは理屈っぽいということかも知れない。そのことが念頭にあったから、今回はさらりと詠んだものだった。

これまで生きて来た人生は、人様に支えられたり指導されたりして、生きて来た俺の人生だ。時にはそれに辟易したり、嫌気をさして抵抗したり・・・だが、もう残された時間は本心で生きるしかない。晩年は子どもと遊ぶことに喜びを見出していた良寛様。遊びも本気で、時間は濃密に、そこで良寛様から導いて頂こう、そんな思いを一首に含めたものだった。このまま電車に乗って行けば、弟子になれるかも知れない、否、なれそうな気になっているのだ。

俳句はピッチャーの投球で言えば直球だろうか、5・7・5だから直感が生きる。短歌はそれに比較すればカーブだとか、シュートとか、フォークなどの変化球か。

ところで今回の国民文化祭、特選の通知がありそれには表彰式等は別途案内しますとあった、しかし、待てど暮らせど別途案内はなく、従って受賞式には行かなかった。新潟は我が家から、車で4時間ほどだ。もう農作業も終わっていたから、遊びがてらに行ってみようかと思っていたのに・・・授賞式は10月26日だったのだ。

授賞式に出ること、それは栄誉を実感したいなどではない。選んでくれた先生の選評をききたいからなのだ、聞いてこのあとの作歌にヒントを頂ければとの思いからなのだったが。

 

天気予報では大荒れの1日との事だった。それが的中し、秋田県内は大荒れ、また、午後4時過ぎには秋田市で初雪が観測されたようだ。勿論、積雪には至らなかったし、明日も部分的には⛄のマークがついている。俺は午後からクロスロードのタイヤ交換をした。例年ならば12月半ばに交換していたのだが、この日曜日には青森県に行くことにしている。

夏の頃に行った”田んぼアート”、そこで俳句・短歌を募集していた。その短歌が優秀賞という案内を頂いているのだ。行かなければ賞状など送付してくれるとのこと、だが、この一年の妻に感謝を込めて温泉に泊まりながら、その会に臨んでみることにしたのだ。天気が冬型になるのは想定外だったが、荒れはあしたで終わるだろうと思っているので、予定通りに出掛ける。そこで、用心してタイヤ交換したのだ。

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寒くなれば食べ物は暖かいものが美味しい。今夕の我が家ではなべ焼きうどんだった・・・

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コメント

こんばんは。
おめでとうございます🎶
素晴らしいですね。
表彰式にご出席できずに残念でしたね。
でも、次は奥様御同伴で温泉もお楽しみなのですね?
北海道では大荒れのお天気で大変な事と思います。
大将さまもどうぞ、お気を付けてお出かけ下さいませ。

投稿: マコママ | 2019年11月15日 (金) 22時26分

マコママ 様

コメントありがとうございます。
〇十年もやっている趣味ですから、このようなことも
あるんですね。これを励みにまた、頑張って詠んで
いきたいです。

投稿: でんでん大将 | 2019年11月15日 (金) 23時52分

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