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ハマナス咲いて・・・

雑多な庭にいい香り・・・ハマナスが咲いている💓

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俺にとっては、この花は特別な思い入れのある花だ。それは忘れもしない・・・〇年6月12日の朝まだき⏰まだ家族が眠っている。その中を俺は用意していたキャラバンシューズ履き、リュックを背負って窓から家を出た‼

そして走った・・・兎に角走った💨

はっきり言って”家出”だった。両親あてに”心配しないで下さい、しばらく家を離れますが、必ず帰ってきますから・・・”そんな書置きをして、俺は家を出たのだった。帰って来るとは書いたものの・・・

羽越線に乗った・・・青森からは青函連絡船に乗り換え、その日の夕方には函館にいた。その駅で一夜を明かすつもりだったが、午前0時頃に駅を追われた。始発までは駅を閉めるのだ・・・仕方なく、駅前で夜の明けるのを待った・・・

こうして約一か月・・・俺は北海道を放浪した。6月の北海道はハマナスの真っ盛り・・・原生花園もそのハマナスであふれていた・・・

家を出る前には、父の通帳から農協で1万円を引き出していて、これが俺の全財産。だから、食を辛抱し、寝泊まりを辛抱するしかなかった。どうにもならないときのために、YH(ユース・ホステル)の会員にはなっていて、その会員証は持っていた。

今、そのアルバムを見ながら💻に向かっている。アルバムの背表紙には「北海道旅行」と書いているものの、場合によっては帰れない旅になるかも知れない、その覚悟もあった。

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1日の食事は2食、時にはアンパン一個のときもあった。大沼YHでは、俺の身なりから察したのか、肉を食べさせてくれた。コースは成り行き任せ、徒歩を基本にした。ある時は、まったくの縁のない家に行き、ずうずうしくも宿泊をお願いしたこともあった。「いいよ」って泊まらせてくれたが、そこは牛舎の2階、牛の乾草にくるまって寝た。

バス停に泊まったこともあった。クマが出そうな山中のバス停、今思い出しても身震いする。

こんな貧乏なハイカー〰それでも、駒ケ岳、羊蹄山、ニセコアンヌプリと山にも上った。どうにでもなれとの思いもあった。駒ケ岳では途中で倒れていて、人から起こされた。その人がおにぎりをくれた。然別湖の唇山・・・いっしょに広島の方々と上った。あの頂きで歌ったこともあったが、あの方々はどうしているだろう・・・

北海道はコースが大方決まっている。某氏と出会ったのは、層雲峡あたりだったと思う。つい彼らとの行動に居心地がよく、天人峡では同宿した。大阪の方と京都の方だった。

YHに泊まると1泊で当時は500円くらいだったと思う。そこでは、夜になると泊っている連中が集まり、主人をペアレントと言っていたが、彼を中心に話を聞いたり歌ったりゲームをしたり・・・知床に泊まったときは、まだそんなに知られていなかった「知床旅情」も習ったし、利尻・礼文では「島を愛す」を習った。今でも俺はそれを歌える・・・

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意に添わぬ高校進学を強いられ、農家の跡取りを強いられ、俺の逃げ場がなかった。そのことで父と対立し、先を悲観しての俺の家出。だが、見ず知らずの人と出会い、そして助けられ、7月に帰郷したが・・・

帰郷の列車の中で、本荘駅から乗った母と偶然に再会、家までにいっしょに帰ったはずだが、その記憶はない。俺も驚いたが、一か月ぶりに俺を見た母の思いはどうだっただろう、今では親不孝者だったと悔いてはいるのだが、その母が亡くなって間もなく三回忌だ。

 

 

 

 

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

懐かしいですね。青春時代真っ盛りでしたね。
ハマナスは小清水の原生花園で摘んで思い出のアルバムに押し花になっています。
あの時、そんな事情で旅していたとは思いもよりませんでした。
人生いろいろ。いい思い出になったことは幸せなことですよ。
これからも奥様とお幸せにお暮らしください。

投稿: 京じじ | 2019年6月 9日 (日) 09時37分

でんでん大将さん、こんばんは。

大将さんの若い頃の熱い思いが蘇って来たのでしょうか? それともそのことが今でもトラウマのように出てくるのでしょうか?

当時沖縄には医学部はなく高校卒業後はじめて本土に渡りました。やっと医学部に入った後に姉からお小遣いを貰い、国鉄の学割周遊で北海道を回ったことがありました。 お金が続くまでの旅行でしたので2日に1回はユースで、その間は野宿となりました。私にとっても北海道は思いで深い場所となりました。

人生は何が起こるか分かりません。今は1日1日を大切に生きてゆきたいですね。

投稿: omoromachi | 2019年6月 9日 (日) 17時27分

京じじ 様

コメントを有難うございます。
京じじ様とは不思議な縁を感じています。その節はお世話になりました。今後とも良き友人でいてほしいと願っています。

投稿: でんでん大将 | 2019年6月 9日 (日) 23時41分

omoromachi 様

コメントを有難うございます。
お互いに北海道が心の奥に思い出として残っているようですね。
俺は傍若無人な旅でした。でも、振り返ってみると、あの北海道への家出がなければ、今の俺がなかったかも知れません。忘れられないというよりも、忘れることの出来ない北海道の一か月です。

投稿: でんでん大将 | 2019年6月 9日 (日) 23時47分

凄い思い出ですね
女性の私には出来ない行動です。
勇気が無いのと、幸いにも・・・帰路に立たされた事が
無いのです。
北海道旅行だけでも小説が書けるのでは?。

今の時代に家出をしたら・・・、
キットすぐ見つかってしまうでしょうね!!!。
カメラが至る所に設置されているし、
情報がすぐ日本中に渡りますから。

投稿: マーチャン | 2019年6月10日 (月) 08時35分

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