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ふたりだけの叛乱

昔の話である・・・

まちのお恥ずかしい話ゆえ、今思い出しても実は恥ずかしいのではあるが、昨日の都議選の結果を受けて、改めて思い出したのである・・・

○年前の市長選のことだ。無投票の公算が大だった。そこに大方の予想に反して、まったく無名の方が現職を批判して立候補したのだ。それも現職の後援会の役員をしていた方がである。それも告示日、ぎりぎりの立候補の表明であった・・・

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そして・・・選挙戦・・・

結果的には現職が当選した。だが、その差は約2,700票であった。そのことが、現職からすれば屈辱であったのかも知れない。もっと、大差で勝利と言う目算があったようである。それが僅少の差・・・

相手候補の責任者がS組織の代表だった、市からは運営費の一部として例年、補助金を受けていた組織であった。

選挙戦が終ってから、現職が相手候補の団体への補助金をその後削減した。そこでまちは多いに揺れた。俺もそのことは民主主義の否定であるし、運営費の削減はまちの予算を私物化していることに等しいと、市長の辞任を求めた・・・

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「総理のご意向」とした今回の与党の考えも、確かに私物化とも言える。なるほど、長期の政権が慢心になり、自らが正しいと主張するあまり、国民との考えからが少しづつ変わっていることを承知していなかったのだ。

このままでは生まれたこのまちが、物笑いされるだろう、まちの出身を恥じることになりかねない・・・そこで、俺は立ち上がった。どうしてもこのままにしては、まちは「-」イメージを纏ってしまう。

だが、俺の共鳴者はひとりだけ。結局、市民運動にも広がる事無く、むしろ俺が反市長派として捉えられ、批判が自らに向けられたのだった・・・惨敗だった。

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なんで~なんで~と言われるかも知れないが、地方とはこんなものなのだ。思いながらも口にだせない。むしろ堂々と意見を述べれば潰される・・・これが田舎なのである。俺もそのようにして、潰されてしまった。

今回の都議選、本家の言動が分家を潰したようなものである。半面、都民は目線を失う事無く、ダメなものにはダメとの意思を表明したのだと思う。考えてみれば、正しく民主主義を護ったことに他ならない。

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あのことは今でも、支持を受けないで終ってしまった、言わば「-」として忘れてはいないのだが、後悔はしていない。むしろ誉められることよりも、誰かがその役目を持たねばならなかったのだから、あの日、反旗を翻した事は良かったのだと誇らしくも思うのである。

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たったふたりだけの叛乱。棒にも箸にも引っかからなかった、思い出話である。

   写真は、最盛期のハナショウブ、そしてアジサイ。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

立候補した役員さん腹に据えかねたのでしょうね。

人として謙虚で寛容な気持ちが必要で、傲慢で攻撃的なやり方は支持されません。

声をあげることはことは非常に勇気のいることで、それが少人数なら尚更です。大将の行動も若さでしょうか、勢いがあったのでしょうね。
年が行くとあきらめが先にたちます。

投稿: 京じじ | 2017年7月 4日 (火) 07時51分


京じじ 様

声は小さいけれども、黙ってはいられませんでした。
まるでまちの財産を我が物顔で、自分を支援しない者には補助金を出さないとか、出しても削減するとか、選挙は民主主義の根幹ですから、それをいくらトップと言えども許せませんでした。この件では、前近代的なまちとして、わがまちは新聞に大きく取り上げられました。あの頃は情熱がありました…ね。

投稿: でんでん大将 | 2017年7月 4日 (火) 08時05分

各種アジサイそれぞれに良いですね☆

それにしても・・・
でんでん大将さんの勇気、
すごいとおもいます。
つぶされてしまったにしろ
たった1人でも賛同者が1人でも
これはおかいい。
これは変だ!と
NOをちゃんと言える人がいないと。
とんでもない独裁制になりますよね。

投稿: ホシノ | 2017年7月 4日 (火) 12時21分


ホシノ 様

ご理解を頂き嬉しく思います。
まちに汚名を冠むりさせたトップと、全国的にも報道された行為、トップの辞任は当然だと行動に移りました。でも、それでも多数の市民は動きませんでした。経済的に恵まれていると言われたわがまちの市民、あれで良かったのかと今でも疑問を持っています。

投稿: でんでん大将 | 2017年7月 5日 (水) 06時43分

お久し振りです。
我が集落でも同じ事です。
言いたい事が有っても黙っている、言った者が悪者にされる。 田舎は、しがらみと利害関係で成り立っています。 「若い者が出て行っていない、若い者に住んで欲しい、もっと参加して欲しい」なんて事を言いながら、意見を言うと潰される。 結局言う事を聞く奴が欲しいだけ。 ただ若いと言うだけで保守的な人が先に立ってる地域、町、集落は、終わってます、これから先の発展は望めません。
私はでんでん大将さんを応援しています。

投稿: ささきどん | 2017年7月 5日 (水) 22時43分


ささきどん 様

有難うございます。
大なり小なりこのようなことはあるのでしょう。特に田舎であればあるほど、意見を出せば黙っていろとか…そのせいなんでしょうか、若いひとは黙りが多いように思っていますし、もっと革新的であっても良いのではと思いますが、与党に与する人が多いように思っています。与党にいれば苦労もしないし、楽に生きられますから。でも、俺は嫌ですね~若さとはどうではないと思います。

投稿: でんでん大将 | 2017年7月 5日 (水) 23時06分

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