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九十九島の危機!

国指定の天然記念物「象潟」(九十九島)は、何度かわがブログ「でんでん大将のひとり言」で紹介した。

鳥海山のふもとに点在する島々。それは・・・紀元前466年、鳥海山の山体崩壊の跡なのだ。つまり、山頂からすべり落ちて来た岩塊の集積である。その島々が多いことから「九十九島」と名づけられている。

しかし、以後、この島を開墾しようとした企てた藩があった。それを阻止しようと、命を賭して護った人物がいた。名を「覚林」と言う。寺の住職である。このことはあとで記そうと思う。

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              ~写真はにかほ市のHPより~

しかし・・・覚林が護った島々であったが・・・松島は笑うがごとし 象潟は恨むがごとし   当時は松島と並ぶほどの景観だったらしい。その入り江に浮かぶ島々が入り江の隆起で、地の山に化したのは1804年・・・。象潟大地震であった。”象潟は恨むがごとし”となったのだ。

それで2mほど隆起し、九十九島は干潟に浮かぶ山となったのである。そこから開墾の話が持ち上がったようだ。しかしながら、島の周辺の田んぼに水が張られると、今でも当時を彷彿さえるような光景となる(水張り田には鳥海山が映る、これも以前に紹介した)。

ところがである・・・

かつての海を思わせた田んぼに異変が起きている。島自体は市の財産になっているが、田んぼはあくまでも個人の所有だ。その田んぼが荒れてきているのだ。今朝、俺はその周辺を軽トラで移動し、カメラを向けてみた。

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それは昨今の農業事情によるところが大きい。つまりは高齢化が進んで、耕作を放棄している農家が多いのだ。まして、島があることで基盤整備が出来ないこともある。加えて米価の下落、転作の割り当て・・・田んぼが荒廃するのは、今日の課題と重なる。

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稲株があることからして、昨年は稲が植えられていた田んぼもある、それに今年は作付けされていない。ああ・・・放棄地はこのようにして進行するのだ。

こんな光景のなか、ヘルメットを着用している人が見え、それはまるで島を護る現代の覚林さんのように見えた・・・九十九島の草刈りをしているのだ。

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天然記念物の九十九島。それを避けて高速道は通ったのだが、島を護っていくのは、島だけでは解決しない。同時に周辺の田んぼも護っていかないと、後世に天然のこの姿を残すことが出来ない・・・

何か、良い方策はないだろうか・・・難しい夢だが、一体を常時水を張って、かつての入り江の再現をとの夢だった。転作としてカウントできれば、それもひとつの案だろうがsign02・・・

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コメント

九十九島の問題、その他色々な問題の原因は少子高齢化ですね。

現在、未婚率が男性で4人に1人の割合らしいですよ。
これでは人口が増えないですよね。
これも、非正規で収入が少ないため結婚できないのか、結婚に魅力がないのか、若い男はどうしているのでしょうかね。

ちょっと、九十九島問題から話がそれましたが、じじの愚痴でした。

投稿: 京じじ | 2017年6月23日 (金) 08時30分

放棄地が多いのですね。
そうですね。こちらも同じですね。
九十九島を守り抜くために
何か対策を立てないと大変な事になりそうですね。
難しい問題です。

投稿: ヒナタ | 2017年6月23日 (金) 16時01分


京じじ 様

急速に進んでいる人口減少問題、加えて農業の衰退化は地方を一段と先細りさせています。
九十九島と言う貴重な財産も、正しく沈没しそうな状況です。
色々と考えさせられます。

投稿: でんでん大将 | 2017年6月24日 (土) 06時52分


ヒナタ 様

そちらもやはり似たような状況なのですね。
農業がこのままの状況で続けば、いづれ地方は消滅への道を歩みかねません。
俺など凡人の心配することではないでしょうが、大変な危機を迎えているように思います。

投稿: でんでん大将 | 2017年6月24日 (土) 06時57分

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