もしも”電気”がなくなったら?
朝から寒い1日となった・・・それが、夕方には時折吹雪いて、しかも路面はうっすらと白くなった。3月と言うのに、我が家では福寿草が芽をだしたばかりというのに・・・これでは、冬に逆戻りしたような感じだ・・・・
かねてから観たいという映画の1本に「サバイバルファミリー」があった。本は作家で読むのと同じように、映画は監督で観るのが俺である。この”サバイバル・・・”は、かつて「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」、また「ハッピーフライト」「ロボジー」「神去なあなあ日常」などを監督した矢口史靖氏だ。
今回の”サバイバル・・・”は、ある日・・・地球から電気が消滅したらがテーマ、しかし、それだけではなく、つまりは家族の再生の物語であった。
もしも電気がなくなったら・・・等とは誰もが思ったりはする。しかし、現実にはそんなことはないだろう、そんなことになるはずがない、大方はそのように思うだろうし、俺自身もそんなことは起きない・・・正直、そのように思っている。
しかし、映画を観ていると決してありえないことでもないなと思えてきた。そして、そのようになったらどうするか、どのようにして家族を守れるか、考えても俺にはその生き方がなかなか分からない。
電気が止まったら・・・(この映画では電気や電池、バッテリーなど電気関係はすべてダメなことを元にしている)
ご飯を炊けない、冷蔵庫はダメだしテレビもラジオも・・・電車や自動車、バスだって止まる。風呂にも入れないし、暖房も取れない。
物語の主人公は東京に住んでいる平凡な一家・鈴木家だ。そんな鈴木家を襲ったのが「停電」だった。それもただの停電と思ったのだが、次の日もまた次の日も・・・単なる停電ではない、しかし、その情報すら確認できない。
電気が止まる・・・誰もそんなことを想像もしていない、一家は突然不自由な生活を虐げられた。やがて、一家の大黒柱は「東京を出ることを決断」した。自動車も利用できないから、自転車に乗って・・・
そこから鈴木家のサバイバルが始まる・・・・
この監督はいつものことながら、常にユーモアを入れている、だが、それは哀感ののぞんだユーモアだ。実はそこのあたりが面白いのだ。笑っていても、それが悲しくもなるのである。
これからご覧なる方もおいでだろうから、それからは伏せるのだが、これは現代人が常に考えておかねばならないことなのだろう・・・
現代においては、電気は欠く事のできないエネルギーのひとつだ。電気がなければ生活は勿論、仕事も出来ない現実がある。だから、安定した電気の供給を受けねばならない。でも、原発ではあのような事故が発生した。
だから、以後は原発に変えた自然再生エネとして、太陽光・風・地熱・水などが考えられ、わがまちにも太陽光パネルが林立し、更には風車も多く出現し、景観保護を危惧する人も多い。そんななかで、隣りの由利本荘市では、日本海の沖合いに、出力最大56万kwの風車が建設されようとしている。
完成すれば、世界有数の洋上での風力発電となる。原発よりはましだと、どんどんと進められようとしている現在、景観や周波数の関連で心配されている自然再生エネ、しかしこれもまた、様々な課題が浮き彫りになってきている。
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コメント
電気関係がなくなればどうなるのか。想像すらしたことがありません。現在の生活から江戸時代に戻らなければなりません。
うん~、考えられないです。
投稿: 京じじ | 2017年3月 8日 (水) 07時42分
でんでん大将さん

田舎は、電気がなくても生活できるアイテム、
持っていますよね
我が家は、キャンプセットがあるので、
飯ごうでご飯炊けます
水は井戸水。
薪は廃材。
年に一度は、体験(^_-)
でんでん大将さんは。身体が覚えているかもね\(^O^)/
投稿: ちかよ | 2017年3月 8日 (水) 11時18分
とても興味深い映画ですね。
観たくなりました。
ウォーターボーイズの監督なら
テンポよく
ひきこまれそう。
当たり前のように使っている電気。
オール電化なども増えているし、
でも考えなくてはならないことですよね。
エネルギー問題。
投稿: ホシノ | 2017年3月 8日 (水) 12時55分
冬に逆戻り~寒いです。
面白そうですよね・・なかなか観に行けないのですが
電気がなくなったら・・・
婿君がソーラーパネルの営業してるから~
ソーラーパネルでもつけましょうか(笑)
投稿: ヒナタ | 2017年3月 8日 (水) 15時43分
京じじ 様
今や電気のない生活・仕事は考えられません。
等考えなかった機器にもめぐり合い、日々それを生き甲斐にしている部分もあります。電気は有難いですね。
投稿: でんでん大将 | 2017年3月 8日 (水) 22時25分
ちかよ 様
確かに農家であれば、他の仕事の方よりは生きる為のものは持ち合わせていますね。でも、数日・・・1週間・・・1ヶ月・・・半年ともなると、そんなことは考えたくありませんが・・・少しは今の生活も考える必要があるかも知れませんね。
投稿: でんでん大将 | 2017年3月 8日 (水) 22時29分
ホシノ 様
在り得ないこととも思いながらも、いつそのような状態になるかも知れないことであり、今の生活を少しは考えなければならないと思いつつ帰宅しました。
この監督に映画は皆みています。「ロボジー」も良かったですね・・
投稿: でんでん大将 | 2017年3月 8日 (水) 22時33分
ヒナタ 様
ソーラーパネル関係のお仕事ですか、お婿さんは。
電気がないと今の生活や仕事は成り立ちませんね。この映画を観て、在り得ないだろうとは思いながらも、否、或いは・・・等と考え、改めて電気の有難さを実感しました。
投稿: でんでん大将 | 2017年3月 8日 (水) 22時38分