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小百合の”踊り子”

   手を触るることさえもなき踊り子のほのかな恋の行方のかなし

伊豆の踊り子」は川端康成の代表的な小説だ。これまでも何度か映画化され、吉永小百合の主演で4度目だったとか。若い時分には、この映画を俺は観ただろうが、もうすっかり忘れていた・・・

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きょうはまちの映画祭で、午前にこの「伊豆の踊り子」が上映されるということで、妻と軽トラに乗って出掛けた。

館内は勿論、その当時の若かった青年たち・・・だった。俺もそのひとり・・・しかも、吉永小百合の大ファン。かつてはわがまちにもあった映画館に、よく観に行ったものだ。帰りには「大判焼き」(あじまんを大きくしたようなもの)を食べたりして・・・

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映画のシーンは、宇野重吉扮する大学教授の回想から始まっていく。この大学教授こそ、かの踊り子に憧れた本人。旅の途中で出会い、惹かれるままに下田まで同行する。踊り子もその大学生に惹かれるという設定で、物語は展開していく。

踊り子役の吉永小百合。踊りの場面もいくつかあり、そのシーンを観ながら、実は「夢千代」のことも思い出していた・・・003 

館内は暗いからどうだったのか、おれ自身も知らないが、スクリーンを見ていて鼻の下を伸ばしてあったかも知れない・・・

たった数日の出会い、そこで惹かれあった学生と踊り子、その結論はお分かりだろう。船に乗って東京に帰る学生、それを見送る踊り子・・・俺の涙腺は緩んでしまった。ふたりの気持ちになっている俺であった。

この小説には、多分に川端の若いときの体験が入っているのではないだろうか。相手が踊り子ではなかったにしても・・・しかし、川端でなくとも若い頃に恋に傷ついた思い等は誰にもあるんだろう・・・

きょうは雪は降らないものの、どんよりとした1日。その冬の日がやがて暮れる。日の短いいまでは、もうそろそろ暗くなり始めている・・・

 

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コメント

じじも若い頃、伊豆の踊り子に憧れて、湯ケ野から七滝を巡って天城峠越えの一人旅をしました。
途中、湯ケ野からユースホステルで知り合った女の子と一緒に歩いたのを思い出しました。
青春でしたね。

投稿: 京じじ | 2016年12月17日 (土) 20時51分


京じじ 様

若い日の胸に残る大切な思い出なんでしょう・・・
あの頃は、ユースホステルが旅の基点でしたね。
俺はそのコースは旅したことはなかったです、残念ながら。

投稿: でんでん大将 | 2016年12月18日 (日) 21時50分

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