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趣味仲間

同じ趣味をもつ同士の集まりは楽しいものだ。例えば合評で意見を違えても、懇親会にもなればすぐにうちとける。それがとてもいい。

かつてのわがまちの歌人、自らこう名乗ったという”百姓路光”は

    歌詠みて何になるぞと妻が言う何になるとはわれも思わず

つまり、短歌をやっていて何なるのかと妻は言い俺もそう思うという歌意だろう。でも彼はそう言いながらも実は・・・こころはそうでないことが裏面にある(と俺は思う)。俺は挨拶でこの短歌を紹介しながら、この矢島に来られたのもまた短歌と言う縁があったればこそだ・・・そう述べた。

次は1,000回目を目標にして頑張ろう・・・と締めたm9(^Д^)プギャー。そんなことは出来ない。月1回やっていて今回は43年だ。43年で500回。このあと43年となると・・・。実際には絶対出来ないのだが、そんな意気込みをもってと言う、激励でもあった。それはおれ自身にも・・・

昨日向った短歌会会場のホテルは由利本荘市の保養施設・・・鳥海山の真下にあり、由利圏内では一番の山深い地域にある。向う途中、あまりにもきれいな鳥海山・・・

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昨日は小春日和のなかだったが、今朝はすっかり暗く小雨だ。部屋から見える鳥海山はまるで墨絵のような世界・・・

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このホテルでの短歌会の合評会、昨日の記事にもしたが、今回は俺も出詠しさらにはアドバイザーdelicious参加者の各々が短歌を合評した後にアドバイス。今回は、500回をあまりにも意識した歌が多く、残念なことに新たな題材に取組んだものが無く、や新鮮味にかけるものだった・・・(と思った。ごめんです、生意気に)

なかなか新しい題材を見つけるのは本当は至難だ。であれば表現での工夫が大事になるだろう。俺たちが詠うのは「現代短歌」であり、それが詩でなければならない。古今集など、そのような和歌ではなく、現代詩という今のことを今詠う、これを基本にしている。

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しかし、今の時代はこのようなものか。文芸のような趣味を持つ若者はほとんどみない。どのようにして自分をみているんだろう。自己の思いをどう表現したり、アッピールしているんだろう・・・

俺は若い自分から偏屈な人間だったのか?中学生のころから詩作をやっていた。その後、恋を知り失恋し、それをまた詩にしたものだった。さらには社会にたいしての不満や仕事の悩み等、書く事を通して自らを高揚させたり抑えたり・・・

そのためか、スポーツをして自分を磨くというよりも、ひとりで机に向う姿勢が多かったと思う。詩を新聞に投稿したりいているうちに、隣り家のおじいさんから俳句会に誘われて2年・・・

元校長先生から、「君の俳句などの内容からみると短歌に向いている」、そのように誘われて短歌会に入った。入って合評になると、皆さん大先輩、俺より20歳、30歳の年齢差があり、歌はコテンパテンに酷評された・・・・

なんで・・・懸命に作ったのに、馬鹿くさい、辞めよう・・・そのようなこと何度かあった、こんなもの楽しくもない、もう何度かあった。それでも離れなかったのは、好きだったということか。

度胸がだんだん据わってきて、しかも、大会では賞も頂き、それが弾みになって、また頑張る。言わば好循環の状態になって来た。始めるときもまちの短歌会では一番若く、それがもう○十年になっても、未だに”若手?”

その若手の俺のアドバイス?少しいき過ぎた言い方をしたのではなかったか、生意気ではなかったか、俺の言いたい所を理解して頂いたろうか?

俺のこれまでの最高賞の受賞は国民文化祭の文部科学大臣賞だ。過疎の村の現実を詠んだものだった。昨日、最高の11人からの互選を受けたのは、鮭の遡上を観に行ったときの1首だった・・・

 白き傷痕(きず)見せつつもなおひとすじに川遡りくる鮭の愛(かな)しも

最期の力を振り絞って上ってくる鮭、それを知るのか知らないのか、傷をもっても下る鮭は一尾もいない。故郷が恋しいのか、故郷の香に誘われてくるのか、哀しくも愛しい鮭の遡上を俺は詠んだものだった。

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前日につぼみであったバラ、俺が帰宅したら居間に飾られていた。雪で咲かないままにおわりそうなので、可愛そうに思って切ったと妻。花であるなら開かせてやりたいという思いやりだった・・・

そうかそんな思いやりもあるならば、俺は俺のやり方で、俺の持っているものが人様にアドバイスをしてやれるのならば、それが俺の思いやりとしよう・・・矢島短歌会の皆様、お世話になりました。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ピンクのバラに青い花瓶いいですね。
バランスが良いnote
長い事短歌に触れてたんですね。
感性がが違う。机が並んでるだけで
私は緊張してしまう。(笑)

投稿: ヒナタ | 2016年11月19日 (土) 20時56分


ヒナタ 様

ぜんぜん緊張等とありません、皆さんでわきあいあいでやっています。
お茶菓子口にいれながらなんですhappy01

投稿: でんでん大将 | 2016年11月19日 (土) 23時15分

人それぞれ、趣味・嗜好が違うように、大将は文学に若い時から興味があったようですね。
じじは野球等々、外で遊ぶことに興味があり、今だにスキーにゴルフにスポーツジムにとやたら体を動かしています。
ですから、大将のように短歌が詠めることを羨ましく思います。

投稿: 京じじ | 2016年11月20日 (日) 07時58分


京じじ 様

運動もいいでしょうね、それが一番かも知れません。それぞれの趣味があることも。

投稿: でんでん大将 | 2016年11月20日 (日) 23時24分

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