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金浦港にて

ドンドンドンドン・・・漁船がエンジンの音をたてながら、港に入って来たshipここは、日本海に面したわがまちの金浦港。俺はしばしばこの港に来る。夕日の写真を撮りに来たり、ただ海の匂いを嗅ぐために来たり、ぼぅっと物思いにふけるためだったり・・・

   <以下の写真は10月16日の撮影>

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このまちも変わったと思う。かつては賑やかな漁師のまちだった。夕方になれば、映画館から流行歌が流れてきて、客を呼び込んだ。いくつかの呑み屋には灯りが点って、焼き魚の匂いが道路まで漂っていた・・・

今ではハタハタの頃、鱈の時期は結構な人の波が出来るものの、平時はそのような活気が今はない。魚が減っているとのことで、「減船」が始まった。割り当てされて海に漁に出られないのだ。それにガソリン等の油が高騰・・・農業と同様に後継者も不在だ。

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我が家はこの港から約4km、父は週何度か、自転車で魚を買いにこのまちに行った。大豆油の入ったブリキの上をくり抜いた、18L缶を後に着けて・・・帰宅した父の18L缶には、いろんな魚が入っていた。わが地域ではそれを「ぞんご」と呼んでいた。所謂雑漁という意味だった・・・

今では魚は全て選別される、ところが当時はそんなこともしない。船から直接、18L缶に入れてもらって来たのだ。煮るのもそのままだ、俺はその頃、そんな魚汁が否でいやで・・・でも、考えたら贅沢なことだったのだ。

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その父も亡くなってもう25年、俺もその父の享年に近づきつつある。今の俺があるのは、当然父があったからだ。その父にはいくつかの土産話は出来ている。

金浦港からの鳥海山もいい!秋の鱗雲か、羊雲?それとも鯖雲?山頂を囲んでいて、俺自身も絵の中にあるような錯覚になる。農繁期を終った今、俺にはこの時期が最高だ。

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ここ金浦港には釣り人も多い、俺のいる下では釣り人がいる・・・何を釣っているんだろう・・・

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

なんて美しいのでしょう☆彡
海も山も空も。

港にふらりと行けるというのは
人間にとって海はふるさとみたいなものだから
ちょっとうらやましいです。

ススキと雲の造形が素晴らしくて
自然にはやはりかなわないと思いました。

投稿: ホシノ | 2016年10月19日 (水) 12時34分

まるで抒情詩のような、写真の数々。
遠い地で暮らす私にとっては、
事の他 美しく感じ、心に沁みます。
厳しい冬の前の、ほんのひと時。
輝ける秋の風情。
これこそ、自然からの、お・も・て・な・し。
この地で暮らす人々は、きっと心豊かに違いありません。

家族のために、一生懸命だったお父様。
大将さんにも、色々沢山伝わっているように思います。
繁忙期の疲れを癒してください*ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭* ੈ✩‧₊

投稿: hana | 2016年10月19日 (水) 13時29分

18L缶で煮るなんて、なんて豪快な事でしょう。
美味しいのは確かでしょうね(笑)
秋の空って感じでいいですね。
海釣りですね。いいなぁ~
1回しか行った事ないです^^;

投稿: ヒナタ | 2016年10月19日 (水) 16時39分

鳥海山にすすきに秋の雲、今が一番気持ちのいい過ごしやす時期でしょうか。
大将もたまにはのんびりした穏やかな1日が必要ですよね。

投稿: 京じじ | 2016年10月19日 (水) 17時25分


ホシノ 様

時々ぶらっと海を観に行きます。海の香りって良いですね。

投稿: でんでん大将 | 2016年10月19日 (水) 20時21分


hana 様

有難うございます。
海はこころを穏かにしてくれます。
それが良くて、時々海を見に行きます。

投稿: でんでん大将 | 2016年10月19日 (水) 22時06分


ヒナタ 様

黙って海を見ていることが好きです。
時々はその海に行きます。

投稿: でんでん大将 | 2016年10月19日 (水) 22時07分


京じじ 様

車で7~8分で日本海です。
時々は海を見に行きます。

投稿: でんでん大将 | 2016年10月19日 (水) 22時09分

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