「あがりこ大王」に会いに行く・・・
今週はほぼ1週間「」マークの予報である。だったら・・・俺は軽トラに乗って出掛けた
目指すは「あがりこ大王」だ!
木道は奇形のブナ林を縫うように繫がっている。まるでモンスターのような樹姿だ。
その木道にも散った紅葉が・・・
そして、とうとう「あがりこ大王」に到着!!
ここはわがまちの貴重な自然の宝庫。中島台レクレーションの森「獅子ヶ鼻湿原」だ。俺の家からは車で15分の場所にある。最近、ここを訪れる人が急速に増えている。ここで会った方に話を聞いたら、鶴岡から来たと言った・・・
この一角には鳥海山の伏流水が湧いている「出壷」という場所があり、また、世界的に貴重なコケが清流にある「鳥海マリモ」がある。ただし、ここのマリモは丸い藻ではない。一面に緑に覆われていて、これを名づけて「鳥海マリモ」だ。
さて、「あがりこ大王」である。この木は樹齢約300年、幹廻りが7.62mあり、日本一の太さを誇る異形のブナだ。周囲は木道で囲っており、木に負担をかけないようにしている。しかし、衰えも見えており今後どのようになるのか、懸念されている。
周囲もブナが群生しそれぞれ異形のブナ。でも、他のブナを圧倒するような大きさには、威圧されるような感じにさえなってくる。やはり「大王」との称号はぴったりのように思う。
然らばなぜ?このような異形に???一説にはブナが薪として切られた、その繰り返しで異形になったというものだ。事実、近くには古い石造りの窯が残っている。そうだとするならば凄い生命力と言える。
それを思うのは我が家の庭にもある。木から種がこぼれたのか、あっちこっちとモミジが芽を出している。中には鉢にもあって、紅葉しているものもある。俺はこうした幼木を見ると、愛おしくなって鉢に植えてやる。鉢物が増えるのはこうしたことにもある・・・
ここでも植物の生きる力を感じてしまう。人が種を蒔いてもなかなか芽が出ないのに、こぼれた種は生えてくるのだ。思わず”種の保存”という言葉を思う。今朝のNHKの「自然百景」では、海の魚の生きる姿を追っていたが、山にも同じことで改めて動植物の「生きる力」を俺は見た!
<写真はクリックすれば拡大します>
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コメント
伊藤 様
この欄での回答になります。
俺は小出の樋口で農業しています。きょう冬師湿原に行かれたのですね。「もうひとつの・・・」への回答では返事出来ませんでしたので・・・この欄で失礼。
上坂から山に入っていく道があります。その一番奥が大潟溜池で毛越寺の庭のような所です(5番目の写真)。その途中にあるのが、4枚目、6枚目の沼です。今では芒に覆われ、また、道も悪くて近づけないのですが、枯れ杉が沼に立っていますし、夏にはコウホネが咲くんですよ・・・
投稿: でんでん大将 | 2016年10月31日 (月) 00時16分
秋真っ盛りの綺麗な紅葉ですね。
それにしても曲がりくねったブナの多いこと。
中でも大王は畏怖堂々としていますね。
投稿: 京じじ | 2016年10月31日 (月) 07時54分
京じじ 様
家から近いので、ほとんど毎年ここには出かけています。ただ、「クマ目撃」情報とやらありまして、少し不気味な木道です。
紅葉は盛りでした・・・
投稿: でんでん大将 | 2016年10月31日 (月) 07時58分
あがりこ大王、お話では聞いております。
以前BSプレミアムの「にっぽん百名山」でも紹介されていました。
生命の偉大さ、人と山との共存。
魅力的です。
投稿: しげまる | 2016年10月31日 (月) 10時50分
こんばんは
。
きれいに紅葉していますネ
わが家にもブナが1本ありますが、紅葉せず
枯れたのかな?と思うくらい茶色のまんまで春になります。
・
「獅子ケ鼻」という公園がこちらにもあり、ちょっとびっくり(笑)。
投稿: 草もみじ | 2016年10月31日 (月) 18時26分
しげまる 様
先日は情報を有難うございました。
今回もまた、テレビ等での紹介あったのですね・・・
それにしても幽玄の世界のようなブナの森です。
投稿: でんでん大将 | 2016年10月31日 (月) 22時53分
草もみじ 様
そちらにも「獅子ヶ鼻」という公園あるのですか・・・こちらは「湿原」です。
ブナは”紅葉”ではなく、”黄葉”するのだと思いますが・・・でも分かりません、紅葉があるのか、どうか?
投稿: でんでん大将 | 2016年10月31日 (月) 23時00分