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平和の誓い

今年度の「平和祈念戦没者追悼式」が行なわれた・・・戦後71年、時間は容赦なく過ぎているけれど、最愛の家族を戦争で失った遺族の悲しみは続いている。改めて、戦争をしてはならない、いのちを大切にしよう・・・きょうはその誓いでもあった。

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主催者である市長(公務出張につき代理の副市長)の式辞、来賓の県知事・県議会議長・当市の市議会議長が、それぞれ追悼の言葉を述べた・・・

そのあとで遺族会の代表の挨拶。一昨年から、俺の親類の方がこの任にある。彼は、子どものころ父を戦争で失った。そのころの思い出を淡々と語った彼の挨拶。俺にはその哀しみが分かるだけに、握っていたハンカチが濡れた・・・

県の遺族会の副会長が、寸でのところで戦争から帰還した元兵士から聞いたという話を紹介した。元兵士は、多くの仲間が亡くなった様に、先ずは栄養失調、それにマラリア。ああ俺は死ぬんだなと思ったときに、運よくして病院に運ばれたのだという。

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病院は敵も味方もなかったなかったという。そして、戦場で見た兵士の最期は、「天皇陛下万歳」ではなく、大方は「お父さん・お母さんを呼び、或いは妻や子の名を呼んであった」と。兵士の多くは農村の出、それも山間の人々が多かったと・・・

俺の父も兵となり満州で過ごした。蛇や蛙・ネズミまで食って生き延びたことは聞いたことがあった。食えなければ死ぬしかなかったのだ。そんな中だからこそ、互いに結ばれたこころは変わることがなく、帰国しても交流は続いた。戦友と言う支えであった。

先日記したように、父は戦友に会いに行くときは俺を連れた。当時は車などなかった時代だ。列車やバスを乗り継いで出かけたものだ。今、思えば毎日、死と向き合っていたであろう戦地、そこには変わることのない友情があったに違いない。

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きょうのこの催しは他の自治体に誇れるものだ。俺も提案したこの追悼式の名称。わがまちでは”平和祈念”となっていることだ。秋田県内でもこれを冠している市町村はほとんどない。「・・・・戦没者追悼式」が大方だ。

年々、遺族の方々は高齢になって、もはやこの式典に参加出来ない人も多い。従って、会場も参加人数が減っている。そこで、また提案したのが、この式典に遺族の方の参列だけでなく、平和を祈る式典だから若い方の参加も促すことが必要だろう・・・と。

きょうの式典の献花には、若いお母さんと小学生だろう、一緒の参加がありジーンときた。それに、中学生の「平和への誓い」が読まれて、会場内がシーンとなった・・・

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その中学生が言った。平和は黙っていては作られない。発言し行動しなければ、平和を維持できない。自分もそれに係っていきたい・・・と。

まったく同感だ。今の平和は確かに戦争で亡くなられた、言わば戦没者の元に築かれている。でも、このことを伝え語っていかなければ、「平和」は簡単に崩れるかも知れない。だからこそ、国の為政者の考えに常に関心を持ち、或いは行動も必要なのだ。

黙っていれば、為政者は「可」と見る。人間は考える葦のはずだ。大いに関心を持って、平和な日本を守り続けたいものだ。

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コメント

平和ボケと言われる今の日本、その有り難さを今一度噛み締める時が来たように思います。
71年の間にはアメリカ主導のベトナム戦争、イラク戦争と言う大きな戦争がありました。同盟と言う名のもとに多くの国が参戦し、多くの戦死者、犠牲者を出しました。日本がこれら戦争に加担せず、一人の戦死者も出さなかったのは「平和憲法」があればこそです。
戦争は強者の奢りです。それに追随するのは愚の骨頂です。これからも、この平和憲法を堅持したいものです。

投稿: 京じじ | 2016年8月25日 (木) 07時51分

大事な事ですね。
私の母のお父さんが戦争行った。
母が3歳の時に亡くなったらしいので
おじいちゃんの顔も分かりません。
おばぁちゃんが生前。駅に日本の旗をもち
おじいちゃんを見送った話を聞きました。
その頃、子供だったから何となく、聞いてましたが~
戦争は悲しみを産みますね。

投稿: ヒナタ | 2016年8月25日 (木) 16時18分

中学生の誓い、素晴らしいです。
このような若い世代がいれば、大丈夫ですね。

投稿: しげまる | 2016年8月25日 (木) 19時22分


ヒナタ 様

俺も終戦子ですから、戦争の事は分かりません。近隣には物も分からない国?が存在しますので、総理のいうことも分からないわけではありませんが、目には目にはだけでは能力が疑われます・・・私たちははっきりとものを言うべきです。
例え、中国・北朝鮮であろうとも・・・。

投稿: でんでん大将 | 2016年8月25日 (木) 21時22分


しげまる 様

俺もそうだと思いたいのですが・・・昨日の北朝鮮のこと、中国の考え方・・・少なくとも、かの国々とは行く末が案じられます。

投稿: でんでん大将 | 2016年8月25日 (木) 21時25分


京じじ 様

なかなか物の分からない中国・北朝鮮がいますから、平和策は難しいことでしょう、従って、かの国々との妥協はありません。平和の世界を望みながら、可笑しなことでしょうが、かのふたつの国との理解は到底できないでしょうんね・・・。
俺もかのふたつの国には絶対行きたくありません。

投稿: でんでん大将 | 2016年8月25日 (木) 21時31分

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