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村は消滅?

明け方の雨に驚いて目が覚めた・・・窓を開けている部屋もあったから、妻と分けあって窓を閉めた。きょうは台風7号の接近が予報されていた。この雨はその影響だろう・・・でも、この雨で被害を受けられた方々には申し訳ないのだが、わが地域にとっては恵みの雨となった。

約一ヶ月ぶりの雨だろう・・・だから、畑の土はからからで野菜も枯れたほどだ。だから、きょうの雨は野菜には勿論、人間にも安らぎを与えてくれた・・・

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朝のニュースを見るとこれから北上し、夕刻には北海道に達するという。この台風によって大雨が心配され、実際に交通手段が断たれたりした地域もあったようだ。だから、恵みの雨などと喜んでもいられない、塩梅良く雨も降ってくれたら有難いのだが・・・

この雨の中・・・俺は研修で岩手県の北上市だ。現在は高速を通行するので、わがまちからはほぼ2時間だ。北上市も雨と思ったら、雨は止んでいて、帰る頃には薄日もさしていた。

バスで走ると所謂「不耕作地」が結構目に入る。草がぼうぼうしていても、まだ農地の名残があって、そこがかつては耕作地であったことが分かる。現在、俺もほぼ耕作面積の35%は減反面積として指示を受けている。

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俺は全面積に稲を作付けしている。ただし、減反分の米は資料用米などとして、安く買われている。減反への対応策としては、JAが中心になって減反の互助会を作っている。つまり、多く減反した農家に少ない減反の農家が互助金を支払う制度だ。

それでも減反してくれないと、国からの補助金が削減されるなどとなる。だから、市に割り当てされた減反面積はこなさなければならない。

きょうの写真は「ハス」、実は今月の初めころに写したものだ。これもまた転作として植えられたもの、ある集落の情況だ。ハスはとてもきれいな花だ。ただし、花は減反作物として植えられていて、このような農政の中にあることを知らないだろう。

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現在は、減反だけでは認められないでいる。つまり減反とした田んぼには何かを植えなければならないのだ。所謂「転作物」ということになり、それは野菜に限らず、飼料米、景観作物(コスモスなど)、このハスもその転作なのである。

減反に加えて米価の下落。それでも減反しているので、言わば価格調整的な部分もある。ところが2年後には、農家が自ら生産を調整しろということになる。果たしてこんなことできるのか!

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農家は事務的に弱いので、農家に替わって仕事をしてもらおうと「農協」を作った。それが今では「JA」になり、果たして農家のための組織体なのか、分からない部分もある。

転作すれば、また、別の農機具の導入も必要だ。転作物は価格もまた不安定だし、労働力も不足だから、増やしていくには限界がある。

農村地域は日本のいたるところで疲弊している、村々も寂れている。限界集落と言う言葉もあるが、消滅していく集落がどんどん増える心配がある。農地の荒廃がすすみ、村が消失・・・末恐ろしい想像である。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

お米大好きな私には、悲しい現実ですね。
私の家は農家ではないのですが、
農家の方々が心をこめて作った作物を、
いつも残さず、おいしくいただくことをしつけられていました。
そんな国民もいることを、忘れないでください。
いつもありがとうございます。

投稿: しげまる | 2016年8月18日 (木) 03時06分

今回の台風は雨台風のようですから、土砂災害などなければいいのですが。大将の所では恵みの雨になったようですね。

減反しろと言われ、でもそこには何か作物を作れと。
政府が言うように農業も海外に目を向けろと言いながら率先して音頭を取っているようには見えず、これからの農業をどのようにするか、国がもっと考えろと言いたくなります。

投稿: 京じじ | 2016年8月18日 (木) 07時36分

こんにちはrain
2年前までは近くに蓮根田があって、蓮の花、レンコンの収穫など見るのが楽しみでした。
あっという間に開店寿司やになり、あっという間にレストラン街になりつつあります。
毎年、収穫しないミカンを地に切りすてる光景を見ますweep
作った人にも買う人にも優しい農業ってないのでしょうか?

投稿: 草もみじ | 2016年8月18日 (木) 10時06分


しげまる 様

こちらこそ有難うございます。
また、米をたくさん食べて頂き、本当に有難うございます。出来るのなら、俺の作った「ひとめぼれ」を差上げたいほどです。
そんなに愛して下さっている米ファンのためにも、頑張って今後も米作りに努力します。

投稿: でんでん大将 | 2016年8月18日 (木) 21時29分


京じじ 様

余っているから農家も小さくならざるを得ませんが、いつも米が余っているとは限りません。あの冷害もあります。国策は減反ですが、農業が大きな比重をしめる地方は、農業の衰退とともに疲弊しているのが実態です。ひとたび農地が荒廃すれば、復興はなかなか出来ないでしょう・・・

投稿: でんでん大将 | 2016年8月18日 (木) 21時37分


草もみじ 様

市街地にある農地はあっという間に”開発”されますし、逆に地方の山間部では間に合わない農業を捨てての農地の荒廃が進んでいます。一旦荒廃したら、もう農地は元に戻りません。農家も安心して営める施策がほしいものです。
今後とも農家に対してのご理解をお願いします。

投稿: でんでん大将 | 2016年8月18日 (木) 21時42分

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