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春呼ぶ「掛魚まつり」

ぼっこりした大きな腹、グロテスクなほどの鱈が次々に奉納される。春を呼ぶ、300年以上の伝統ある、奇祭と呼ばれる「掛魚(かけよ)祭り」が、きょう行なわれた・・・

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1尾が約10kg、体調は1mもある。これを金浦港から、約2km先の金浦神社に担いで奉納する。海の安全操業と大漁を祈願する祭典で、海ならではの祭典だ。

今年は、最近まで海が荒れて、出漁したのはここ3日間だったと言う。それでもきょうは48尾奉納されたようだ。

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今では、15,000円を出せば担がしてもらえる。勿論、その鱈も受け取る事ができる。そんなことあってか、最近は個人の申し出や企業の奉納も行なわれている。

俺の今年の秋田魁新報新年文芸・短歌の部で佳作を頂いたのは、この掛魚祭りを詠んだものだった。

   身も潮にまみれし若衆大鱈を担ぎて参道一気に駆ける

掛魚まつりは、別名「鱈まつり」と呼ばれ、例年、立春の日に行なわれている。最近は、珍しいこのシーンを撮りたいと、アマチャーカメラマンが、参道に場所を陣取る。

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ここ金浦地区は、昔からの漁師まちだ。俺の家からこの港までは3.5kmほど。昔は、ここに父はよく買い出しに出たものだ。我が家だけではない。他の家々もここに”ぞんご”(様々入り混じった魚類)を買いに行ったものだ。

今ではすべて選別されるから、かつてのような買出しはない。子どもの頃の俺は、そんな煮た魚は好きでなかったが、今考えればすごい贅沢だったのだ。

昨今、漁業は廃れている。農業も同じなんだが、農業以上に厳しい様相だ。魚の収獲量が落ち、若い人の魚離れもあって、以前のような活気はない。

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きょうの祭りには、わがまちのご当地ヒーロー「超神ネーガー」も鱈を担いで、祭りを引き立てた。

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コメント

大きい鱈ですね。これを奉納されたら、神様も安全と大漁を請け負ってくれることでしょう。

鱈と言えば切り身しか知らないじじですが、実物はグロテスクですね。でも、鍋に入れれば鱈の身はうまいです。

漁業でも農業同様、後継問題があるようですね。親御さんも辛く厳しい漁業を継げとは言いにくいのでしょう。
第一次産業は辛い時代ですね。

投稿: 京じじ | 2016年2月 5日 (金) 07時19分


京じじ様

この祭りが来ると、ああ春が近いなと思うんです。
農業同様に、漁業もまた厳しい現実に面しています。しかし、こうした行事があれば、まちの元気を背負っているのは、一次産業だなとも思います。

投稿: でんでん大将 | 2016年2月 5日 (金) 10時19分

はるかは山村に住んでいるので漁村の祭りなどは縁がないのですが、海の男たちは荒れ狂う海と格闘するので勇ましい人が多いので勇壮な祭りなんでしょうね。寒さを付っ飛ばして春を呼んでください。

投稿: はるか | 2016年2月 5日 (金) 20時34分


はるか 様

この祭りが終るとわがまちにも、ぐ~んと春が接近します。鱈を神社に奉納する祭り、奇祭とも言われ、最近は観光客を多く集めています。

投稿: でんでん大将 | 2016年2月 5日 (金) 21時48分

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