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市民の負託に応えて

時折、綿のような雪がふんわりふんわりと降ってくる。きょうは消防の出初式。例年、この式典が行なわれるころは、寒さが厳しいところだ。だが、わがまちのきょうの積雪は「0」。このままで冬は終わらないはずだが・・・

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案内を頂いたので、この伝統ある式典に参加した。俺にとっては、これが言わば「仕事始め」といったところ。参加者は、非常勤消防団を中心に400名ほどか。冒頭、消防長である市長の挨拶。

まちの安全・安心を担うのは消防団員だ。災害・事故はないにこしたことはないが、昨年は水害・噴火などあって、尊い人命、また、財産が失われた。今後も減災に力を貸してほしい・・・と。

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続いて、功労のあった団員、退職された団員、また優良団員の表彰が行なわれた・・・実は俺もかつては部長を努め、病気を得て退団した。かつては1集落に1組織。団員は1、000人からいた。それが昨今は500余名だ。

いくら募集しても入る人がいないのが現状だ。俺たちの時代は、半ば強制的なものだった。部長の号令で動いたり、部長の命令に従うのが、当時は兵隊じゃないかと反発したものだった。ところが、段々と重い役職になったとき・・・

夏の訓練で指揮をとることになったとき、他の部にまけてなるかと懸命になった。軽トラを運転しながら、部隊を動かす号令を何度もなんども練習したものだ。それが規律訓練だったが、他にもポンプ操法でも何度か指揮をとった。

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わが集落の消防団は、消防の他にも仕事があった。それは、すぐ傍に白雪川を控えていたので、それに対応する訓練も多かった。

反抗・反発した俺だったが、消防に入って人と組織、人と人の連携、さらには調理、縄の取り扱い方もまなんだから、実は大変勉強になったとあとから分かった・・・

非常勤消防は、常備消防があるからいらないという人もいる。しかし、いざ非常時の場合、頼りになるのが非常勤消防だ。大方、勤務している非常勤消防だから、果たして役にたつのかとの意見もあるが、不在の場合は如何ともし難い。でも、彼らをみれば安心感を抱く人もまた多いのだ。

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非常勤消防は年間3~4万円の報酬しかない。この消防を俺も30余年勤め、消防庁長官賞も頂いた。残念だったのは、俺が部長のときに集落内から火災が1件発生した事だ。きょうは最後に無火災祈願の「纏ふり」をして散会した。

この年の無火災・無災害を祈りたい。

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コメント

じじの住んでいる地域でも消防分団がありますが、なり手がなく、常に募集しています。一度入団すると後のなり手がいないため、辞めるに辞められず、団員の高齢化が進んでいるようです。若い人は沢山いますが、仕事が忙しくて参加するのが大変のようです。

実際の火災で消防分団がどれだけ貢献できるか疑問符がつきますが、災害があれば支援の核になるのは地域に根付いた消防分団であることは確実です。

本当に消防分団の団員の方には頭が下がる思いです。

投稿: 京じじ | 2016年1月 6日 (水) 11時30分

消防団の皆様ありがとうございます。
私の住む地区にもありますが、
私は参加できていません。
申し訳なく思っております。

投稿: しげまる | 2016年1月 6日 (水) 20時08分


京じじ 様

非常勤消防は先ずは「初期消火」です。不在の時もありますが、現場に直近していますから、そのあとは常備消防にバトンです。
俺も約30年、集落の部長(団長)までやりました。退職金が30万円くらいだったかな。当時は有無を言わせない、半ば強制的に加入させられました・・・でも、学ぶ事も多かったと思っています。

投稿: でんでん大将 | 2016年1月 6日 (水) 23時00分


しげまる 様

いろんな事情で加入していない方もおります。それはそれで仕方のないことでしょう。
感謝してもらう、そのことが彼らの励みになるでしょう・・・

投稿: でんでん大将 | 2016年1月 6日 (水) 23時02分

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