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「一千兆円の身代金」

1万円札が100枚で100万円、高さで1cmだ。その10倍では、1千万円で高さが10cm。では・・・1千兆円とは・・・とても計算の出来ないほどで、庶民にとっては想像のできない金額だろう・・・勿論、俺にもまったく縁のない金額である。

ところで、先日、2016年度予算案が「96兆7,218億円」と閣議決定した。この金額は、4年連続しての過去最大の更新だ。高齢化に伴って社会保障費が増えたとの説明である。ただし、歳入をみると、約35%は国債発行、つまりは借金ということになる。

003 歳出が増加したのは、社会保障だけではない。防衛費や外交予算、さらには、今夏の参院選をにらんだものもあるようだ。

また、歳出で大きいのが「国債の返済」、従って実質的に政策経費とみられるのが約73兆ということになる。

さて、国の借金だがその残高が「1、062兆円」つまり1年の予算の約11倍だ。国民の1人に約1千万円借金していることになる。

このことが良いのか!

或いは悪いのか!

しかし、この金額を増やしていく事は、未来に借金をのこしていくことにつながる・・・

前置きが長くなってしまった。俺は国家の予算を論ずるつもりで、前置きにそれをつかったのではない。

これをテーマにした1冊の本を読んだのだ。それもミステリーだ。発行が2014年1月だから、もう3年前になるから、読まれた方も多いのではないだろうか。昨年、年末にこの小説がテレビ化されたので、或いはそれを観られた方もおいでではないだろうか。主演があのスマップの草薙さんだったから・・・001

第12回「このミステリーがすごい」で大賞を獲得したのがこの小説。ある書評家に言わせると、これまでになかった新機軸の誘拐ミステリーだと書いている。

タイトルは当初「ボクが9歳で革命家になった理由」であった。勿論、その9歳が大きな意味を持つのだが、1千兆円とはミステリー史上最高額の身代金だ。

その金額もまた、このミステリーの意味するところでもある。即ち、1千兆円とは国家の借金と同じ金額であり、それを身代金として要求したのは何故か!!!

このあとは、これから読まれる方もいるだろうから、もうこれ以上は記述出来ない。

最後のシーンは涙がでる。自らの懐を肥やそうとした犯人ではない。誘拐された小5の少年もけが一つしないで帰された。それはなぜか!!

国に憂いを持つ青年、それに同調した少年と女・・・・

国民のひとりとして、また、老境に入っている者として、国家予算には関心を持つべきであろう・・・このままでは未来に、若者世代に借金を残していくことになる。俺ももう一度、この数字に関心を持とうと思う・・・・

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コメント

大将のおっしゃる通り、未来の若者に借金を残し言い訳がありませんね。常に、借金を減らす方策を立てていますが、それを実行する前に自分たちで反故にする繰り返しでは減るわけがありません。有言実行をして頂きたいものです。

年末にそのようなドラマがあったのですか、観たかったなあ。残念。

投稿: 京じじ | 2016年1月 7日 (木) 07時43分


京じじ 様

考えさせられる一冊でした。テレビも良かったですよ。

投稿: でんでん大将 | 2016年1月 7日 (木) 23時01分

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