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モミの木は高くそびえて

市では高齢者の引きこもりをなくそうと、集落自治体に「集落サロン事業」を委託している。それを希望する集落では、市と契約を結んで様々な事業を行う。俺は、昨年集落の代表を辞めたのだが、何とかこの事業の担当になってほしいと懇願され、来年3月までとのことで、引き続いて責任者をしている。

きょうは時々吹雪いての生憎の天気、気温も氷点下。或いは、何人も集まらないかも知れないなと覚悟はしていた。ところが、「今回は忘年会で~す」との呼びかけが功を奏したか、17名の出席だ・・・

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この集落サロン、契約では月一回行なうとなっている。だから、その都度講師を頼んだり、どうにもならない時は俺が講師になって3年間行なって来た。実は、きょうは何もしないで忘年会をやろうと思っていた。だが、年1度くらいはいいが、その度の飲酒等は禁じられている。

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そこで、ふと気付いた・・・あの本を読んでもらおう、俺は、口内炎で口も廻らないから・・・皆さんから読んでもらおうと考えた。挨拶をし、1時間目として、ひとりから2ページ読んでもらうことに・・・

読んでもらってから、俺が意味を解説して順番に・・・

読んで頂いたのは、あの日不思議な出会いをした、はるかさんから頂いた「池田草庵先生の教え」、「モミの木は高くそびえて」である。皆さん、始めは戸惑っていたが、読み終わったら皆さんに拍手をしてもらい・・・30分ほどはこれで過ごした・・・

009ここで、その草庵先生のプロフィール。この本によれば、江戸時代の終わりに養父市に生まれ、幼いときに両親と死別したという。

11歳で満福寺に小僧として修業、19歳で京都に出て儒学を勉強。31歳に但馬に帰り、やがて塾を開いた。

そこで、地域の担い手や日本の中央で活躍した人材を育てたという。

その草庵先生の教えは「32」あり、その教えを分かりやすく、まとめたものが本書だ。どれもこれも難しい言葉もなく、すらすら読める。いづれも心理をついた言葉だ。

こうしたことも、実ははるかさんに出会わなかったら、この事は知らずに生きたであろう・・・従って、ただただ有難く思う。

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勿論、原文はこのようなものではない。このままでは、草庵先生の教えが忘れられてしまう、そこで地元の有志が立ち上がって、分かりやすい1冊にまとめたのだ。

俺は改めて思う。人と人の出会いが、どんなにか人を変え、どんなにか益をもたらすのかを、つくづくと思うのだ。或いは、あの日が初めてで最後の出会いだったことになるかも知れない・・・でも会わねば本書も草庵先生も知る事はなかっただろう。

出会った時間の長さが、必ずしも影響を与え合ったり、奏功するものではないだろう。「一期一会」という言葉もある。そう言えば、家出同然の北海道の旅で、一夜牛舎に泊めて頂いた方への年賀状は毎年出している。

一度も出会った事のないS氏とは、カセットテープを貸して頂いたことがきっかけで年賀状を出し続け、会う前に一昨年亡くなられた・・・今年は彼の奥さんに年賀状を書かせて頂いた。

たった一度の出会いであっても、俺には大事な時間であった。そのようなどの人も、後の俺の人生に影響を及ぼすことになるに違いない。

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コメント

そうですね、出会い、ご縁、一期一会、人生の中で重要な部分を占めているめぐり逢いですね。素晴らしいことです。
ただ、人生の終盤に差し掛かり、自分を含めてこれからは別れが多くなりそうです。

投稿: 京じじ | 2015年12月28日 (月) 07時12分


京じじ 様

確かに別れることが多くなりそうに思います。それでも、そうかも知れませんが、その時までは多くの方々と関り合いたいと願っています。

投稿: でんでん大将 | 2015年12月28日 (月) 21時35分

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