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秋田の冬物語④・・・竹うちなど

東京方面では、20℃ほどの気温であったようだ。わが秋田も4月上旬並みの気温だ。もう、春を告げる「ばんけ」(ふきのとうを秋田ではこう呼ぶ)も出て、すっかりと”春”・・・ところが、同じ秋田県でも県北・大館市では観測史上最大の降雪量を更新しているようだ。

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そしてこの天気だ。屋根に残っている雪は積雪で118cm、1平方㍍当たりの雪の重さは354kg、あちらこちらで家屋の倒壊が起きているようだ。それで亡くなった方も出ている。この地域の住民は悲鳴を上げているとの報道があった・・・

わがまちは同じ秋田県でありながら、もうすっかりと雪はない。春のような光景だ。被害に遭われている皆さんには、心からお見舞い申し上げたい・・・

さて、雪国秋田の冬の祭りを3回に亘って綴ってきたが、今回でこのシリーズを一先ず終わりとしたい・・・今回の写真は全て秋田魁新報から頂いたものだ。

004 始めに紹介するのは「竹うち」。美郷町六郷の小正月行事だ。町内会の約250人が北軍と南軍に分かれて、青竹を双方で振り下ろすという勇猛なもの。

長さは7~8mの青竹だ。開始の合図でバチバチバチ・・・その由来は解らないが、一時、喧嘩となったりして中断、その後、詳しいルールも出来たようだ。

今年は南軍の勝ちで、米価が上がるとのことだが、その判定も俺には解らない・・・

001 雪の舞う空に光りが上がっていくという”幻想的な行事”が、仙北市西木町の「紙風船上げ」である。

今年は大小100個余りの紙風船が夜空に飛んだと言う。風船には武者絵や美人画が描かれ、その大きさは8~10mとか。

紙風船には熱風が送られ、布玉には火がつけられ、夜空に放たれる。

俺は実際には見たことがないが、例年、テレビ中継もされてなじみのある風物詩ともなっている。

この行事、平賀源内が銅山の技術指導に訪れた際に伝えたとの謂れが残っている。

 

002 これまた綺麗なのが、大仙市花館の「川を渡るぼんでん」である。雪景色のなか、色鮮やかなぼんでん15本が雄物川を渡る。

あでやかなその色彩が、川面に映えて見物客を魅了する。

ぼんでんは、秋田市内の三吉神社でも奉納されるし、横手市でも繰り広げられる。しかし、川を渡っていくのはここだけだ。

船に乗ったぼんでんは、対岸の伊豆山神社に奉納される。江戸時代から続いている詩情豊かな光景である。

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この他にも、大館市の「アメッコ市」、北秋田市の「もちっこ市」、大仙市の「大綱引き」・・・等など、秋田県の冬の行事はいっぱいだ。

どれもこれも「雪に負けないぞ」という意気込みの感じられる行事である。

最後は、男鹿市の「なまはげ柴灯(せど)祭り」、一度紹介したのだが、あまりに有名な祭りだ。要は祝福を与えるという民族行事だ。

囲炉裏にあたってばかりいると「ナモミ」という火斑が出来るとか、それは怠け者であるから、なまはげは真面目な人間にしてやる。その「ナモミ」からなまはげになったという説があるようだ。

今回、秋田県の冬の行事を4回に亘って掲載したが、どうか皆さん!秋田に遊びに来て、冬の祭りを楽しんでください・・・

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コメント

秋田では「かまくら」をはじめ冬には多くの伝統行事が至る所で催されているのですね。
それぞれには謂れがあるのでしょうが,寒く暗い冬を乗り越えるにはお祭りが一番でしょう。
この行事が終われば春が来るという楽しみに繋がっているのでしょうか。

投稿: 京じじ | 2015年2月24日 (火) 16時26分

秋田ってとても魅力的な県なのですね。
うらやましいです。
ぜひお伺いしたいものです。
すばらしいご報告ありがとうございました。

投稿: とんぼ | 2015年2月24日 (火) 21時47分


京じじ様

そうなのです・・・こうした冬の祭りが終わると春へと一歩近づくのです・・・

投稿: でんでん大将 | 2015年2月24日 (火) 22時36分


とんぼ様

こちらこそご覧頂き嬉しく思います。
北の大地、誇るものは多くはありませんが・・・自然と人情は他県にひけをとりません。いつの日か、どうぞ秋田にお越し下さい。

投稿: でんでん大将 | 2015年2月24日 (火) 22時38分

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