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小正月のころ

一月一日の大正月に対して、一月十五日を中心にした正月を小正月と言っている。県内では”女正月”と呼んでいる地域もある。この小正月には色んな行事が、かつては行われていたものの、昨今はその一部だけが伝承されている。

先日、俺たちが行った「餅花飾り」もそうであるし、「雪中田植え」や「祝い棒」、「鳥追い」等が昔はあった。それがほとんどなくなったが・・・「雪中田植え」は北秋田の方で復活したようだ。農家の豊作への願いが幸いにも行われた。他に「鳥追い」というのがあったようだが、俺が子どもの頃にはもう地域では行われなくなっていた。いづれも予祝行事のひとつだったが・・・006

新聞の記事(秋田魁新報)は、子ども達の健やかな成長を願って行われた「アマノハギ」。有名な男鹿のなまはげと似たような行事だ。起源は不明のようだが、我が小滝地域で行われた。小滝番楽の面に頭に毛を被って「悪(わ)りごど、していねが~」「勉強しでいるが~」と家々を回るのだ・・・

面白いのは「祝い棒」、先日、他の地域で行われたのは「ワタワタ」というもの。新婚さんの家の前に臼をおいてたたくというもの。また、上郷地区にあるのは「嫁つつき」。これも新婚の嫁さんを前に、子ども達が嫁さんを囲んで子孫繁栄を願うものだ・・・

このように雪国秋田では、小正月を中心にした行事が多い。このあと大館の「飴っこ市」湯沢の「犬っこ祭り」、横手の「かまくら」等目白押しだ。こもっている日々の憂さを晴らすように「竹うち」や「大綱引き」も間もなくだ。

我が家では先日も記載したのだが、かつてはきょうが小正月の”年取り”、明日の朝はふたたび茶の間で雑煮を食べたものだ。しかし、今はそれは止めた・・・集落の中では、この風習を守っている人がいた・・・

写真撮らせてもらおうと伺うと・・・「上がれ!」という。「まんず、呑んでいげ!」って言うけれど、断って写真を撮らせて頂いた。

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ご覧のように、神棚を前に「繭玉」も飾られている。それに「稲かず」もきれいに揃えられ手飾っている。さすがは村の頑固人(?)、それは見事に継承されている。ただし、ここの家も子どもはみな嫁いで、老人二人暮らし・・・

玄関の前には・・・

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こうした慣わしはどこでも行っていた。しかし、こうして守っている人は、今ほとんどいない。この家だって、彼がやらなければもうなくなるだろう・・・1月15日が平日にもなったし、小正月という言葉すらもう死語になっているようだ・・・

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コメント

素晴らしいです。
このような素晴らしい伝統と文化をなんとか引き継いでもらいたいものです。
ぜひ、お願いします!

投稿: とんぼ | 2015年1月16日 (金) 05時44分

節目節目の伝統をしっかりと守っていることは素晴らしいです。
だんだん伝統を守っているところが少なくなってきて寂しいです。

投稿: ぱんだ | 2015年1月16日 (金) 17時09分


とんぼ様

有難うございます。是非継承していきたい小正月の行事です。しかし、継いでいく若者の減少があり、このあとどうなりますことやら・・・

投稿: でんでん大将 | 2015年1月17日 (土) 13時30分


ぱんだ様

若者が少なくなり、継ぎ手が不足している実態です。少しでもこれまで継いできたものが、残るようにしたいものですね。

投稿: でんでん大将 | 2015年1月17日 (土) 13時32分

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