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旅立ちは出会いから・・・「草原の椅子」

この間、観た映画は「草原の椅子」である。よく映画観る時間があるナと言われることがあるが、雨の日だとか外で仕事をできない日は映画に行く。そんなこともあって、テレビを観ることはほとんどない。

これも年なんだろうかとも思う。テレビの多くは続き物だ。1回観ると、まるで催眠術でもかけられたように、次週もテレビの前に座ることになる。妻は、その時間はなんとしてでも、テレビの前にいる。今でも、朝の連続ドラマを見ている、義務でもあるかのようにだ。

それがとても面倒くさくなった。また、その時間毎週、拘束されるようでテレビは観ない。若いころは1週間の番組がおおよそ暗記していたものだ。だが、今は食事時だけだ、テレビを観るのは。それも居間にあるから、観る事になる、ただそれだけだ。

映画を観るには、映画館まで約1時間だから、観にゆくと半日は少なくともかかる。それでも時間があれば・・・

002今回観たのは「草原の椅子」。原作は宮本輝の作品が映画化されたもの。

若い時分は、宮本輝に惹かれた俺だ。「泥の川」「蛍川」「青が散る」など読んだ。その泥の川も映画化され、観た記憶がある。

彼の作品で好きなのは「錦繍」だ。確か、手紙形式の文体で、男女の愛を描いたものであった(?)と思う。文章がきれいで感動したことを思い出した。

以降、彼の作品から離れ、こうして映画となって再び彼の作品と遭遇することになった。

この作品、簡単に言えば「出会い」ということか。ただし、その出会いによって生き方が変わることになるので「出会い後」となるのかも知れない。

カメラメーカーの営業局次長・遠間は離婚し、娘との2人暮らし。ある夜、タクシーの窓からきれいな女性をみかけ、その後、その女性の経営している陶器店にでかける・・・・・女性の名は貴志子。

大学生の娘がある日、ひとりの男の子を自宅に連れてくる。アルバイト先の上司の子で母親が家出をし、その母から虐待を受けていた男子であった。上司の出張中にその子を預かってくれという。

預かったもののうちとけれない子の圭輔、親友になったカメラ店の社長が実家の瀬戸内海の島にふたりを連れ出した。少しづつやがて圭輔はこころを開くように・・・そこに、実母が母親顔して連れにくるのだが、首をふらない圭輔。しかし、ふたたび本意を翻す母親。それを見て自分で育てようとする遠間。それを貴志子は同情だけでは育てることはできないと遠間はたしなめられる。

そんなことがあって、圭輔を施設に預けようとしたのだが、最後の思い出として世界最後の桃源郷といわれるフンザに向かう。遠間と親友と圭輔、それに私も連れていってと貴志子が・・・・・そこで、感動的な言葉が待っている。この遠間を演じるのが佐藤浩市・・・いよいよ”役者”になった感じがする。

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コメント

でんでんさん、お久し振りです。こんばんは! 
少し寄り道をしていましたらもう3月も8日になってしまいましたね。 
「草原の椅子」・・・とても感動した映画だったのですね? 人間の「出会い」は様々な処、形があると思いますがでんでんさんのおっしゃる通り出会いから始まるその後が大切なのかな?とトロイも思います。 
出会った後の人間同士の影響って大事ですよね。 
お互いに「いい影響が得られます」出会いをこれからも期待してみましょうね。きっと何処かにこれからもありますよね。トロイにもあるかなー ?(笑)

投稿: トロイ・シュウマン | 2013年3月 8日 (金) 18時24分

トロイ・シュウマン様
人間生きていればいろんな出会いがあるのは当然です。その出会いから、変わるときもきっとあるんでしょうね。「草原の椅子」とは何か考えました。きっとそれまでは目標とか、真剣に何かをしようとしなかったこと、見出せなかったこと・・・それが茫々とした草原であり、そこの椅子に後ろ向きになって座っていた主人公がいたのでしょう。しかし、その周辺で人々と出会った。だから、主人公は自身が椅子であったのだと思う。実はそこを立とう、出発しよう、真剣に生きていこうという・・・主人公のそのスタートの位置ではないのでしょうか!

投稿: でんでん大将 | 2013年3月 8日 (金) 21時15分

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