「一命」「1911」・・・いのちは誰のために
寒い!外の気温は6℃だ。そして、風も強い!!県内沿岸部に暴風雪警報が発令されている。まだまだ紅葉が今年は残っているが、この風は大方の木の葉を落とすであろう。
先ほど、車で外出したらハンドルがとられるほどの風の強さである。
いつもなら12月後半にならなければタイヤ交換しないのだが、きょう軽トラの交換を先ずはした。これからは、日増しに寒さは募るであろう。こんな日が来ると我侭なもので、あの夏の暑さが恋しくなる。
最近観た映画「一命」「1911」いづれも「命を考える」骨太のいい映画であった。
「一命」は62年に「切腹」として映画化されたもの。確か三船敏郎が主役の武士を演じたと記憶している。今回は、かの市川海老蔵が主役を演じた。それに、若手の俳優・瑛太の演技に惹かれるものがあった。
貧しさゆえに暮らしに困り、切腹の場所を貸してほしいと、ある屋敷を訪う。お金ほしさの狂言であったのだが・・・その義理の父が今度はその屋敷に入るのである・・・
一方の「1911」。監督はあのカンフーのジャッキー・チェン。俳優としても出演しており、彼の100本目の作品らしい。
時は1911年、衰退の一途を辿っていた清王朝。それを憂い、新たな国を作ろうと若者が立ち上がった。いわゆる辛亥革命である。この革命の中心人物が孫文・・・彼と彼らのその時までを描いたものだ。
俺は中学時代、この「孫文」を読んだことがあった。内容は既に記憶にないが、すごく感動し、尊敬する人物としてこころに留めたことがある。非才ゆえ、イデオロギーは分からないものの、目的に向かって走るその姿勢に共鳴したのであったかも。
しかし、そこまでいのちを賭けてやれるものだろうか。ひとつしかない自分の「いのち」を国民のために尽くせるものだろうか。妻子や家族から離れて、国のために働けるものだろうか。・・・・・こうした人物がいたからこそ現在があるのだと思いつつも、なかなか理解できない俺は凡人である。
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