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「心をつなぐニュース」

きょうから8月、夜の冷えを思うと秋が忍び寄ってることを実感する。来週は、もう立秋だ。田んぼに早いところでは穂も出てきた。

ところで俺の読書はなかなか進まない。トイレで読んだり、寝際に読んだりだから進まないのも当然だしかし、5月以来今朝のトイレで読破した1冊が本書である。一人の場所ゆえ、涙を出しても人に見られず、しかも、1編1編が完結してるから前をたどることもない。

Photo 本書は東北地方の新聞記事をそのまま編集したものだ。事実を淡々と伝える新聞記事・・・だけどそれゆえ読者は胸がえぐられるような気持ちになる。俺もその一人・・・

俺はトイレで何度涙したであろうか。堪え切れなくなれば、はなはだ被災された方々には申し訳ないが、水を流してカモフラージュ・・・

そう、この1冊は東日本大震災を取り扱った記事を編集したものなのだ。それゆえ切ない、哀れだ、事実だからどんなに素晴らしい小説もこの1冊から受けるように魂を揺さぶられるものはないだろう。

区分されたタイトルだけでも目頭が熱くなる。

「奇跡の生還」「殉職者たり」「支えあう心」「生死を分けた一瞬」「エールの声」「希望の光」・・・3月11日以来の新聞で、これらのタイトルを幾度目にしただろう。

1000年に一度の震災だという。その中に生まれたわれら・・・このことは、戦争、被爆と併せて後世に伝えなければならない。

本書の収益はすべて義捐金に当てられるとか、本書はまさしく私たちに、生きること、生きねばならないことを問いかける1冊である。

特に第2章の「殉職者たち」は涙が止まらなかった。自らの命と引き換えに他人を救助する、真似のできることではない。普段から、真剣に生きてきた、仕事を真摯にこなしてきた、だからこそこの哀しい「時」に遭遇したのだ。

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