「食堂かたつむり」
原作は20年に読んでいた「食堂かたつむり」。予定を変更してこの映画を観に行った。「おくりびと」以来の大ファン余貴美子が出ることも嬉しかった。スペクタルものではない。でも小さくもキラリとひかるものあり、目頭が厚くなった1冊であった。
店を構える直前、恋人から裏切られ何もかも失った倫子、併せて声も失ってしまい、帰る場所は故郷しかなかった。しかし、オカンとは深い溝があった。物置小屋を借りて食堂をひらく倫子。味は絶妙でしかもここで食べると願い事が叶うと評判になっていく。
映画ではこの辺どこか違和感あり、「あれれ!」と思ったが、やはりヤマは後半だ。末期ガンのオカンと憧れの先輩との結婚、オカンの幸せもしかし長くはなく亡くなる。そんなある夜、自分の部屋の屋根裏から聞こえていたフクロウの声、実は子供のころの倫子を淋しくさせまいという、オカンの仕掛けがあったのだ。そして、手紙も・・・そして、当初お金も貸してくれなかったオカンだったが、倫子の協力者クマさんを通じて自分に渡っていたことを知る・・・。
余さんが実にいい。当初、こんな役柄で気の毒だナ~化粧も厚いしと思ったが、これもスナックのママゆえ、後半の倫子の母親の姿にはジーンと来た
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コメント
柴コウのややきかん坊のようなとこも可愛いけど、俺たちの世代はやはり「余貴美子」。「おくりびと」以来大のファンになったね~アズ君
投稿: 泣き虫大将 | 2010年2月12日 (金) 21時29分