人を裁けるのは何か?・・・「さまよう刃」を観て
法は果たして人を護れるのか?社会を護る砦となりうるのか?
感動で涙を誘うような映画ではないものの、腹の底に問われるような映画であったと思う。死刑の廃止などの論議を呼ぶなかで、あのような事件がもしわが身に振りかかったなら誰しもが、主人公の父親長峰の行為に及ぶであろう。これが本音だと俺は思う。
いくら未成年と言えども「人を殺害」することは悪い、このことは分かってるのが当たり前、この悪いことを認識しながら殺害とは、未成年と言えど俺も絶対許せない。危険に及んでの防衛以外、俺は許せない。だから、一人娘を強姦され、そして殺害されたことを思えば、被疑者の擁護などたとえ神に仕える身であっても許せるものではないだろう。
長峰は復讐を決意、犯人の一人を殺す。二人目も追い詰めるのだが・・・・これを認めれば法治国家から逸脱する。そうと思いながらも、たった未成年ということで極刑はなくなる・・・・・これで本当にいいのか?俺はやはり許せないし死刑制度は維持すべきと考える。被害者の立場を思えば、その立場になれば廃止などは、むしろ、法治国家から逸脱して行くものになるだろうと、俺は考える。
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