やはり、言葉は伝えなきゃ!・・・・「引き出しの中のラブレター」観て
大方そんな内容だろうとの察しはあったが、妻が観たいというので「引き出しの中のラブレター」を観た。主役の常盤貴子が演ずるはラジオのパーソナリティ・久保田真生。彼女自身、父と絶縁の状態であったが、仲直りしないうちに父が他界。その彼女に実は、生前の父から手紙が届いていた。しかし、開封できずに引き出しの中に・・・・・・そんなある日、真生のところに北海道の高校生から、祖父が笑わない、家の中もゴタゴタ。何とか祖父を笑わせてとの手紙が届く。そんなことから真生は「引き出しの中のラブレター」というラジオ企画をたてる。笑わない祖父に自分の父を重ねながら・・・・・とストーリーは進む。
チラシにこんな文字が並んでいる。
大切な人と離れ離れに暮らしていると、なかなか言い出せない「ありがとう」
近くにいるのに照れくさくて、言い出すことのできない「ごめんなさい」
うまく言葉が見つからず、気持ちを伝えられないこともあります。
あなたも本当に伝えたい言葉を心の奥にしまったままにしていませんか?
・・・・・・と。
本当にそうだな。親子だから、家族だから、夫婦だから、一緒に仕事をしてるから・・・・
黙ってても分かり合える。そんなこともある。けど、やはり言葉にしないと分からない部分も多いよな。沈黙は「金」なんての言葉もあるが、せっかく持ってる言葉だ。人間しかもってない言葉だもんな。今はインターネット、ケータイ、メール・・・など、言葉を出さなくても用件は果たせるし、不自由もない。むしろ、向き合わなくてもいいから気楽でもあるけどな。
でも、言葉って会話するためにある。一人で話すためにあるんじゃないしな。(ただ、俺は寝言という独り言多いらしい、時々自分で言ってるなと分かってて止められことあるんだよな・・似たもの同士っていうか妻も寝言をいう。いつだったか、妻の実家に泊まったとき、お前たちは起きてると思ってたら、ふたりで寝言いってるんだよなって笑われたことあったけど、これは余談)
言葉って言えば、俵万智さんの短歌に
「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ
っていう一首あったよな。言葉は人間だけに与えられた伝達手段、「寒いね」に「寒いね」の会話。それは二人が会話してるから実は暖かい。相手がそこにいるからなんだよな。これが一人で「寒いね」と言っても答えてくれる人がいないと、これは単なるボヤキになっちゃう。やはり言葉を発した方がコミニケーションうまくいくんだよな言いたい言葉があったら素直に出すべきだよな。それが双方の心を通わせるんだよな
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